ドナ・サマーの「マッカーサー・パーク」の話 再び

最近、ドナ・サマーの話ばかりですいません。
ドナ・サマーの「マッカーサー・パーク」であるが、元曲のようにしっとりと始まり、最初のサビで高音を長く伸ばした後、突如シャウト気味の「アッハー!」により、曲は一気にディスコ調となり疾走してゆく。
この「アッハー!」は、たぶん今まで私が聴いたことがないくらい強烈で効果的で、例の3時のヒロインが使用した曲、ジュリア・マイケルズの「Uh Huh」もかなわないであろう、と個人的には思う。
この「アッハー!」が気に入ってしまって、ここを聴くためにこの曲がヘビロテになってしまった(笑)
先日はロングバージョンを貼ったので、今回はシングル・バージョン。

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ドナ・サマーの「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」

先日、ドナ・サマーが出演している映画「イッツ・フライデー」の事を書いたが

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/04/06/073735

さて、サントラはどうなってるんだろう、と気になった。
ドナ・サマーが歌っているのは3曲、そのうちの「ラスト・ダンス」「ウィズ・ユア・ラヴ」は、手持ちのCDに入っているのでまあいいか、と思ったが、またなんと16分弱にわたる「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」なる曲が入っている。
これはフランスの1969年の曲で、その後1976年の同名の映画の主題歌にもなった、男女の睦言満載のやばい曲である。これをジョルジオ・モロダーが長尺のディスコ・ミュージックに仕上げた(そもそも、「愛の誘惑」の元ネタらしい!)わけだが、これが聴けるのは「イッツ・フライデー」のサントラ、もしくは一部のベスト盤、そして例の33CDボックスぐらいしかない。しかしえらい高値がついている。うーん、いろいろと悩みどころだな。

こちらがオリジナルの「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」

 

youtu.beこちらがドナ・サマー版。

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ドナ・サマーとジョルジオ・モロダーの話

ドナ・サマーは最初にベストの「エンドレス・サマー」を買い、次に「愛の誘惑」「ダンス・コレクション」を買ったのだが、ベストの「エンドレス・サマー」を1,2回聴いた後は、主に「愛の誘惑」「ダンス・コレクション」を聴き、「ダンス・コレクション」収録曲のシングル・バージョンを確認するために「エンドレス・サマー」をつまみ聴きしていた。
久々に「エンドレス・サマー」を通して聴いてみると(前にも書いたが、このアルバムは最初と最後が新曲で、2曲目から発表年順に収録)全体の3分の2を過ぎたあたりから音楽テイストががらっと変ってしまっていることに気づいた。で、よくクレジットを見ると、プロデューサーが途中からジョルジオ・モロダーではなくなっているのだ。クインシー・ジョーンズとかビッグ・ネームではあるが、やはりこっちがジョルジオ・モロダーの「耳」になっているので違和感がある。
調べてみたら、カサブランカからゲフィンへ移籍した時、ジョルジオ・モロダーこみで移籍したのだが、移籍第一弾の「ワンダラー」(1980)の売れ行きがかんばしくなく、ゲフィン・レコードの社長が、すでに録音済みの次のアルバムをまるまるお蔵入りにして、強制的にクインシー・ジョーンズと組ませ、それ以降ジョルジオ・モロダーとのコンビは解消されてしまったらしい。ちなみにお蔵入りになったアルバム「アイム・ア・レインボー」は1996年に無事発売されたらしい。
うーん、ジョルジオ・モロダー以外でも悪くはないが、なんか普通のディスコ・ミュージックになってしまった感があるなあ。
実は、昨年ドナ・サマー全音源33CDボックスが発売されており、がんばって買ってしまおうかとも思っていたが、ジョルジオ・モロダーがプロデュースしているもののみが聴きたいとなると個別にアルバムを買う方がいいかも。

「クイズ!THE違和感SP」に奥山かずさが

先日の「クイズ!THE違和感SP」を録画しておいたものを見た後に消去したのだが、消去した後に、そう言えば恋愛ミステリーの女優さんって誰だったんだろうと調べたがなかなかわからない。とうとうたどり着いたのが三沢市出身で「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」に出たと当時我が家で(笑)話題となった奥山かずさであった!青森出身としてこれからも頑張ってほしい。

「マッカーサー・パーク」の話

先日、ドナ・サマーの「マッカーサー・パーク組曲」を張り付けたが、オリジナルの「マッカーサー・パーク」については寡聞ながら知らなかった。
作者はアメリカを代表するシンガー・ソングライターのジミー・ウェッブとの事で、フィフス・ディメンションの「ビートでジャンプ」グレン・キャンベルの「恋はフェニックス」等々ヒット曲多数。
マッカーサー・パーク」のオリジナルはリチャード・ハリスの歌唱、セルフ・カバーをはじめ多数の歌手にカバーされている名曲との事。本当にものを知らないとは恐ろしいことだ(汗)

こちらがオリジナルのリチャード・ハリス版。

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「イッツ・フライデー」と、ドナ・サマー

またまたお詫びします。本当に当時のディスコには疎かったです。
イッツ・フライデー」"Thank God It's Friday"という映画が公開された当時「サタデー・ナイト・フィーバー」の大ヒットの翌年であり「サタデー」の次に「フライデー」かい!と、完全に二番煎じ、バッタもんと個人的に決めつけて、内容も出演者にもまったく興味を示さなかったために、ドナ・サマーが出演していたことを知らなかったのだった(汗)
こちらが出演シーンの一部。歌は1:28頃から

 

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「ダンス・コレクション」ドナ・サマー

まず最初にお詫びします。
私はほんとに70年代~80年代のソウルやディスコに疎くて、ジョルジオ・モロダー
「ディスコの父」「ディスコの巨匠」「シンセ・ディスコの創造主」と呼ばれる大物であり、ソロ・アルバムも何枚もヒットさせている人だとは知らなかった。すいません(汗)
このアルバムは、先日の「愛の誘惑」と同時に注文したのが、こちらが遅れて届いたのだが、注文した時は単に「アイ・フィール・ラヴ」「ホット・スタッフ」のロング・バージョンが聴きたかっただけだったのだが、届いた時にはすっかりジョルジオ・モロダーサウンド・クリエイトを聴くのが楽しみな人間に変わってしまっていた(笑)
このアルバムは副題が"A Compilation Of Twelve Inch Singles"となっていて、いわゆる「12インチシングル」の音源を中心に編集されたもの。
「12インチシングル」というのはLPサイズでありながら45回転のシングルで、通常のシングルより長く収録できる。当時はディスコでかけられることを想定して、こういうシングルが作られていた。余談であるが、紫の"Free"が12インチシングルだったのを覚えているし、ma ma doo!! の「ドント・ストップ・ザ・ミュージック」が岡崎友紀の「メランコリー・キャフェ」とのカップリングで12インチシングルが作成されていた(一般発売は無かったもしれない)
さて、「12インチシングル」の音源を中心に編集されたもの、と書いたが、例外が2曲。
18分近い「マッカーサーパーク組曲」は、元々2枚組アルバム「ライヴ・アンド・モア」(1~3面がライブ、4面がスタジオ)の第4面に収録されていたもの、「ライヴ・アンド・モア」のCD化の際に1枚で発売されたためこの曲が漏れていたのが、こちらに収録された(現在の紙ジャケの「ライヴ・アンド・モア」には収録されているとのこと)
12分近い、バーブラ・ストライサンドとのデュエット「ノー・モア・ティアーズ」は元々バーブラ・ストライサンドのアルバムの収録曲なので、これのみプロデュースがジョルジオ・モロダーではない。ドナ・サマーのアルバムとしては「愛の軌跡 ドナ・サマー・グレイテスト・ヒッツ」"ON THE RADIO - GREATEST HITS"に収録。
こちらが「マッカーサーパーク組曲

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