シューリヒトのブルックナー
ブル7のはしご先日、シューリヒトのブルックナー交響曲第7番(1964 ザルツブルク音楽祭)を聴いたせいで、ブル7のはしごが始まってしまった(が、今回も最小限に留める)この時、1938年盤とこの1964年盤、そしてオフィシャル盤を同率と書いたが、オフィシ…
ブルックナー 交響曲第7番シューリヒト指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1964 ザルツブルク音楽祭)以前、シューリヒトのブル7には、オフィシャルのハーグ・フィル盤録音直前のザルツブルグ音楽祭音源があるらしいと書いたがhttp://hakuasin.haten…
ブルックナー 交響曲第7番シューリヒト指揮 フランス国立放送管弦楽団(1963)先日のエロイカと同じくフランス国立放送管弦楽団なので、放送用音源がごっそりと音源化されたということだろう。シューリヒトのブル7は苦労して全種類揃えたはずだったが、今…
ブルックナー・リハビリ 長らくオペラ、そしてワーグナーを聴いてきて、ようやくクレンペラーのブルックナーを聴く段になったが、以前のようにブルックナーを聴けるかどうか、という不安があった。 ワーグナーの影響が大きかったかどうか、ということなのだ…
最近また、ブルックナー三昧であることは以前書いた。 交響曲第8番の総括はこちらだが、一般には、 クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1963) シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1963) この2種類があ…
これで一段落(笑) 私は以前「第9は、すべてが昇華された無機質の世界、あたかも水晶の様な、真の天上の音楽」と書いた(こちら) それが基準なのでどうしてもベストは シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1961) となる。 ベスト第2…
ブルックナー 交響曲第8番の第1稿以外という条件でのブル8のベストは、まずはなんといってもクナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1963)となる。ただし条件付(こちらとこちらとこちら)どれだけの種類のブルックナーの音源…
ベスト1は決められず、ベスト1グループということでやはり マタチッチ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1967)(こちら) シューリヒト指揮 ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団(1964)(こちら) あと朝比奈さんだが、僅差で 東京交響楽団(1980)…
ブルックナーの個人的なベストと今まで書いてきたが、ベストというにはあまりにも数を挙げ過ぎるので、個人的総括という事で。 今回なるべく聴きなおしをしたが、思い知らされたのが、シューリヒトとクナッパーツブッシュの素晴らしさである。 彼らを除くと…
以前ブル3については 「現在存在するブル3のすべての版がさまざまな意味で中途半端である」 「人に薦められる理想の版や演奏が決めづらく、できるなら、1版、3版(改訂版)両方を聴いてもらって、補い合ってこの作品を愛でて欲しい」 と書いた(こちら)…
シューリヒト指揮 コンセール・コロンヌ・フィルハーモニー管弦楽団(1956) 郊外店のタワレコを覗いてみたら、見慣れぬシューリヒトのブル7があってびっくり。フランスの放送用音源らしい。 以前シューリヒトのブル7については全5種類をあげた(こちら)…
シューリヒト指揮 バイエルン放送交響楽団(1963) 注文してもなかなか届かず、結局ユーズドで購入。 1961年のオフィシャル盤の2年後ということで、アダージョのみ若干遅いが、全体的にはすべてのシューリヒトのブル9の中では一番オフィシャル盤に印象が近…
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1963) 最近、この演奏について考えたことがある。 以前の文はこちら あるサイトで、この演奏をほめながら、縦の線が合わないのが減点と書いてあるのを見かけた。 確かにところどころあっていない部分…
シューリヒト指揮 フランクフルト放送交響楽団(1957) シューリヒトには現在ブル9は以下の音源がある。 1.ベルリン市立(歌劇場)管弦楽団(1943) 2.シュトゥットガルト放送交響楽団(1954) 3.ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1955) 4.フ…
シューリヒト指揮 デンマーク放送交響楽団(1954) 先日書いたところの(こちら)3.の演奏である。これでめでたくシューリヒトのブル7全音源が揃った。 第1楽章の序奏部こそゆったり始まるが、徐々にテンポが上がってゆき、全体としては5種類のシューリ…
シューリヒト指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1938) シューリヒトのブル7は現在以下の音源が存在する。 1.ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1938) 2.シュトゥットガルト放送交響楽団(1953) 3.デンマーク放送交響楽団(1954) 4.…
ある意味この曲は決定版というのがない。強いて言えばクナッパーツブッシュだが、やはり改訂版使用は割り引かざるを得ない。また第1稿は別曲ということでここからは外させていただく。 というわけて、以下はベター・グループ クナッパーツブッシュ指揮 ウィ…
シューリヒト指揮 北ドイツ放送交響楽団(1955) 先日書いた7番とのカップリング、こちらも聴きたくて聴きたくて(笑) こちらもシュトゥットガルト盤(こちら)の翌年の録音で、やはりハース版である。 今まで聴いたシューリヒトの4種のブル8の中では1…
シューリヒト指揮 北ドイツ放送交響楽団(1954) 欲しくて欲しくて、去年の10月に注文したものがやっと届いた!シュトゥットガルト盤(こちら)の翌年の録音である。 やはり、基本的な解釈は変わらないが、第2楽章はシューリヒトの3種のブル7の中では一…
ブルックナー 交響曲第3番 シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1965) ブルックナー 交響曲第7番 シューリヒト指揮 ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団(1964)
ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」 シューリヒト指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団(1955) ブルックナー 交響曲第8番 ハース版 シューリヒト指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団(1954)
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1963) 同様にフィナーレの提示部を聴き比べた。 こちらはデジタル・リマスター盤(2007年)も、低音弦の生々しさがちゃんと聴こえてくるので、問題なくリマスター盤を推せる。 9番とリマスターの仕…
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1961) クナの件もあり、旧CDとデジタル・リマスター盤(2007年)を第1楽章提示部のみ聴き比べてみる。 旧CDは1991年発売の3番、8番とのBOX仕様で、1枚2,340円相当、それが今ではデジタル…
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1955.3.17) EMIが、このコンサートをきっかけに、かの名盤(1961)の録音を決めたと言われる伝説のライブ。こんなものが残っているのだ。 両端楽章は1961年盤より若干遅く、その分比較的表現が濃…
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1963.12.7) これは、かの名高きスタジオ盤の直前のライブである。スタジオ盤は1963.12.9〜12に録音なので、わずか2日前の演奏だ。 こんなものが残っているのだ。 演奏時間は、第1楽章、スケルツォ…
シューリヒト指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団(1962) シューリヒトの発掘音源シリーズである。 1963年のウィーン・フィル盤の4ヶ月前ということで、基本的な解釈は変わらない。(こちら) ただ、第4楽章の激しいテンポの変化はあまりなく、おちつい…
シューリヒト指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団(1954) シューリヒトの発掘音源シリーズである これも7番と同じことが言える。すなわち1961年のウィーン・フィル盤と基本的な解釈は変わらないが、ライブならではの迫力がある。テンポのゆれも見られ、シ…
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1963) 今までちょこちょこ触れてはいたが、単独ではとりあげていなかった。ラジオ放送用のライブ音源(モノ)である。 以前「テンポの変化が大きくて下げざるを得ないか」と書いたことがある。その気…
シューリヒト指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団(1953) シューリヒトの発掘音源シリーズである。 1964年のハーグ・フィル盤と基本的な解釈は変わらない。(こちら) しかし、64年盤は枯れた魅力があるが、50年盤は若々しさとライブならではの迫力に満ち…
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1965) ブル3の3版以降というと、長らく「まずはクナ」であったのでどうしても手が遠のいてしまうが、最近はシューリヒト三昧なので久々に聴く。シューリヒトのブル3のオフィシャル盤である。 百凡…