ソウル

ドナ・サマー"I Will Go With You(Con Te Partiro)"(1999)

"Non-Studio Album Singles - Extended Mixes"で、また珍しい曲を見つけた。この曲は、一般的には(誰でも一度は耳にしたであろう)「君と旅立とう」(伊語)「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」(英語)として知られる曲で、アンドレア・ボチェッリやサラ・ブ…

ドナ・サマー「ばら色の人生」"La Vie En Rose"

"Non-Studio Album Singles - Extended Mixes"を聴いていて、聴き覚えがあるメロディだと思ったら、誰でも一度は耳にしたことがあるであろうスタンダードの名曲「ばら色の人生」であった。オリジナルはエディット・ピアフだが、数多くの歌手にカバーされてい…

ドナ・サマー 日本公演(1979)

こちらが先日ちょっと触れた、ドナ・サマーの1979年の日本公演のテレビ番組)TBS制作)たぶん武道館構成的に「ライブ・アンド・モア」に近いが、嬉しいのは1979年なので「ホット・スタッフ」が聴けるということ。また、ラストの「マッカーサー・パーク」…

ドナ・サマー「オン・ザ・レイディオ」(1979)

ドナ・サマー初のベスト・アルバム(新曲2曲を含む)で、カサブランカ・レコード時代の曲のみなので、"Lady of the Night"の曲は当然入っていない。最初、シングルCD集があるのに、なぜベスト盤がこの33cd box にあるんだろう、と思った。他の公式ベスト…

ドナ・サマー「華麗なる誘惑」(1979)

ライブの後にまたまたアナログ2枚組のコンセプトアルバムである。精力的だ!でも「華麗なる誘惑」ってあんまりピンと来ないな。"Bad Girls"の方がしっくりくる。今回のコンセプトは、アナログ片面ごとに音楽の趣向を替える、という「ワンス・アポン・ア・タ…

ドナ・サマー「ライブ・アンド・モア」(1978)

ドナ・サマー初のライブ・アルバムで、以前書いたように、アナログ第4面は「マッカーサーパーク組曲」である。非常に完成度の高いライブアルバムで、適切なレビューがネット上でもあるのでここは個人的にちょっとびっくりした事。ジャスのメドレーが含まれる…

ドナ・サマー「ワンス・アポン・ア・タイム」(1977)

とうとうドナ・サマー達のコンセプト・アルバム志向は、アナログ2枚組を作ってしまった。シンデレラと現代をオーバーラップさせたディスコ・オペラである!凄いな~!クレジットを見るとアナログの各面が第一幕~第四幕となっている。正にオペラ。アナログ…

ドナ・サマー"This Time I Know It's for Real"

ドナ・サマーの33cd box のシングル集から気になる曲シリーズ。この曲は「アナザー・プレイス・アンド・タイム」(1989)(白塗りジャケットにびっくりする)からの曲。プロデュースと作曲がストック・エイトキン・ウォーターマン(イギリスの音楽プロデュー…

ドナ・サマー"State of Independence"(1982 1990 1996)

ドナ・サマーの33cd box のシングル集を聴いていると、未聴のアルバムからのシングル曲で気になるものが何曲かでてくる。"State of Independence"は「恋の魔法使い」収録の曲だが、最初民族音楽っぽい雰囲気に、ドナ・サマーもこんな曲をやるんだ、と新鮮な…

ドナ・サマー「アイ・リメンバー・イエスタデイ」(1977)

ディスコのみならず、ポップス界のエポック・メイキングと言っても過言ではない「アイ・フィール・ラヴ」を収録したこのアルバムもコンセプトアルバムである。そのコンセプトとは、1940年代から始まり、各年代の音楽とエレクトリック・ディスコを融合させて…

ドナ・サマー"Down, Deep Inside [A love song]"(1977)

"Non-Studio Album Singles - Extended Mixes"の4曲目である。まったく知らなかったが、映画「ディープ」の主題歌なのであった。作曲は、この映画の音楽を担当しているジョン・バリー(007シリーズで有名)収録されているのは [A love song]と但し書きがつ…

ドナ・サマー"Virgin Mary"(1975)

"Non-Studio Album Singles - Extended Mixes"の3曲目である。この曲はオランダのみでシングル発売された、モロダー作曲、ベロッテプロデュースの曲で、たぶん、ドナ・サマーの1stアルバムがオランダ発売という事で、オランダへのサービス、もしくはオラン…

若き日のドナ・サマー ミュージカル2曲

ドナ・サマー(Donna Gaines)"Wassermann"(アクエリアス)(1968)ドナ・サマー(Donna Gaines)"Oh, Segne Gott Mein’ Seel/Bless The Lord"(1971) ドナ・サマーのアルバムはちょっと一休み。ドナ・サマーの33cd box に "Non-Studio Album Singles - Ex…

ドナ・サマー「フォー・シーズンズ・オブ・ラブ」(1976)

こちらは堂々たるコンセプトアルバム。なにしろタイトルが「愛の四季」で収録曲が スプリング・アフェアーサマー・フィーヴァーオータム・チェンジズウインター・メロディスプリング・リプリーズ で、春に始まり冬に終わった恋の物語が歌われる。アナログ1…

ドナ・サマー「ラヴ・トリロジー」(1976)

「愛の誘惑」はB面がディスコ以外の曲を含んでいたが「愛の誘惑」の大ヒットを受けて作成されたこのアルバムは、アナログ片面を使い切った「トライ・ミー、アイ・ノウ・ウィ・キャン・メイク・イット」を皮切りに、全編ディスコ・サウンドでまとめられた。…

ドナ・サマー「ワンス・アポン・ア・タイム」

ドナ・サマーの33cd box であるが、アルバムを年代順に聴く前に、ベスト替わりといってはなんだが、シングル集のCDから聴き始めた。(7インチ、12インチ、そして、正規アルバムやシングルにに無い曲)で、「ワンス・アポン・ア・タイム」を聴いている時にバ…

ドナ・サマー "Encore" 届く

こんなに大きいとは・・・

ドナ・サマー "Encore"

最近ちょくちょく書いているドナ・サマーの33CDボックスであるが、悩みに悩んだ末に思い切って注文してしまった(汗)2020年3月発売ということで、ほぼ1年前ということになるが、たぶん当時それを知ってもまったく食指が動かなかったであろう。ドナ・サマー…

クインシー・ジョーンズの話

先日、ドナ・サマーが移籍後にクインシー・ジョーンズがプロデュースした話を書いたが、クインシー・ジョーンズは、私でも知っている大物であることぐらいしか、漠然と知らなかった(すいません)(「愛のコリーダ」とかぐらい)で、会社で趣味の話をよくす…

ドナ・サマーの「マッカーサー・パーク」の話 再び

最近、ドナ・サマーの話ばかりですいません。ドナ・サマーの「マッカーサー・パーク」であるが、元曲のようにしっとりと始まり、最初のサビで高音を長く伸ばした後、突如シャウト気味の「アッハー!」により、曲は一気にディスコ調となり疾走してゆく。この…

ドナ・サマーの「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」

先日、ドナ・サマーが出演している映画「イッツ・フライデー」の事を書いたが http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/04/06/073735 さて、サントラはどうなってるんだろう、と気になった。ドナ・サマーが歌っているのは3曲、そのうちの「ラスト・ダン…

ドナ・サマーとジョルジオ・モロダーの話

ドナ・サマーは最初にベストの「エンドレス・サマー」を買い、次に「愛の誘惑」「ダンス・コレクション」を買ったのだが、ベストの「エンドレス・サマー」を1,2回聴いた後は、主に「愛の誘惑」「ダンス・コレクション」を聴き、「ダンス・コレクション」収録…

「イッツ・フライデー」と、ドナ・サマー

またまたお詫びします。本当に当時のディスコには疎かったです。「イッツ・フライデー」"Thank God It's Friday"という映画が公開された当時「サタデー・ナイト・フィーバー」の大ヒットの翌年であり「サタデー」の次に「フライデー」かい!と、完全に二番煎…

「ダンス・コレクション」ドナ・サマー

まず最初にお詫びします。私はほんとに70年代~80年代のソウルやディスコに疎くて、ジョルジオ・モロダーが「ディスコの父」「ディスコの巨匠」「シンセ・ディスコの創造主」と呼ばれる大物であり、ソロ・アルバムも何枚もヒットさせている人だとは知らなか…

「愛の誘惑」ドナ・サマー

というわけで http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/03/30/081159 ドナ・サマーの「愛の誘惑」のロングバージョンが聴きたくて、お安いユーズドがあったのでアルバムを購入してしまった。テンプテーションズの「マスターピース」ほどではないが、やは…

ドナ・サマーあれこれ

ドナ・サマーについては「アイ・フィール・ラヴ」について以前ちらっと書いた。 http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2013/05/06/083657 で、そういえば「有吉の壁」でやたらかかっている「ホット・スタッフ」もドナ・サマーだったよなあ、から「愛の誘惑…

村上“ポンタ”秀一と「にがい涙」

名前だけで仕事がとれる日本人ドラマーの草分け的存在だった村上“ポンタ”秀一が亡くなられた。改めて参加作品を調べてみてびっくり、先日取り上げたザ・スリー・ディグリーズの「にがい涙」があるではないかっ! (亡くなられたのが9日、記事は4日と5日・・…

安井かずみ「にがい涙」の話

昨日、ザ・スリー・ディグリーズの話を書いたのだが、あらためて「にがい涙」の歌詞がすごいな、と思ってしまった。勿論、安井かずみという人は大ヒットメーカーの大作詞家なので、今更の話なのであるが。 この曲は、昨日も「よく覚えていた」と書いた「見て…

ザ・スリー・ディグリーズの話

先日、会社でよく音楽の話をする同僚と、実はアラベスクは・・・の話をして http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/02/27/085606 そこから、当時のディスコ・ミュージックやらの話になって、そういえばザ・スリー・ディグリーズって日本語でも歌ってた…

マーヴィン・ゲイとスティーヴィー・ワンダー

最近ちらちらとマーヴィン・ゲイを聴いている、と書いたが、その後はスティーヴィー・ワンダーになった。で、「キー・オブ・ライフ」の日本語解説の冒頭に、1995年のいわゆる「ナチュラル・ワンダー・ツアー」の日本公演の様子が 書いてあったのだが、マーヴ…