プログレ

イエスの「危機」がまさかの

ビートルズの知識をアプデ(年寄が使うと痛いかな)していたが、それが一段落して、次はプログレの知識をアプデすることにした。そうしたら、イエスの「危機」のウィキペディアで アンダーソンはこの曲の着想を、彼のお気に入りであるジャン・シベリウス作曲…

ドルフィン・ブラザーズ「キャッチ・ザ・フォール」(1987)(スザンヌ・マーフィー、そして飯尾芳史)

待望の入手であるが、事情説明があいかわらず長くなる。Jansen/Barbieri/Karnの"Beginning to Melt"については何回か書いているが(例えばこちら) https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20040912/p1 私が大好きな"The Wilderness"は以前貼り付けた。 http…

ノルウェン・ルロワ(とアラン・スティーヴェルとマイク・オールドフィールド)

最近、アラン・スティーヴェルのライブを久々に聴いて、 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20070420/p1 他のも聴きたいなあと調べたら、ほぼ廃盤か高値がついていてがっかりしたのだが、その関連でノルウェン・ルロワという、やはりブルターニュの歌手…

スパークスの話

奥さんが「スパークスって知ってる?」と聞いてきた。「名前だけは」と答えた。若い頃に、レコード店で「キモノ・マイ・ハウス」のジャケットを見て、印象深く覚えていたからだ。なぜ奥さんがスパークスの事を聞いてきたかというと、映画鑑賞が趣味の奥さん…

アン・オデールが、ジャパンのアルバムに!!(と、アン・オデールのソロ・アルバム)

アン・オデールについては何回か書いているが(当時はアン・オディールだと思っていた。ので今回この記事に合わせて全面修正した)(アン・オデル表記もある)ジャパンのクワイエット・ライフの最後の曲「ジ・アザー・サイド・オブ・ライフ.」のオーケストラ…

ジャンセン=バルビエリの話(と The Dolphin Brothers)

ジャンセン=バルビエリ Stone To Flesh(1995)Other Worlds in a Small Room(1996) 入手したのは大部前だが、当時は JBK 的なものを期待していたのか、1度聴いてそのままになっていた。最近また聴いてみたらどはまりしてヘビロテになった。発表年は後だ…

若き日の恥ずかしい思い出 再掲

以前、こんな記事を書いたのだが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080711/p1 この記事の中の「hakuasin’s fotolife」は、ブログ移行の対象外だったらしく、ここにアップした写真は現在見れないことを最近気づいた(汗)せっかくなので、スマホで取…

ブルーフォード「ワン・オヴ・ア・カインド」(と UK )の話

ビル・ブルーフォード(未だにブラッフォードと書きたい!)のソロ・アルバム「フィールズ・グッド・トゥ・ミー」は、さすがに一番好きなドラマーなので、アナログ時代も持っていたが、当時はフュージョンが嫌いだったので微妙な感じだった。それでも、プロ…

"A Time & A Place"の話 補遺

ELPの未発表ライブ音源の4CDBOX"A Time & A Place"をまた聴いている。以前書いた記事を読み返して、 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20100829/p2 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2018/11/27/050304 当時の感想で漏れていた事があっ…

ジャパンについてつらつら思う事

ジャパンの5枚目にして最後のスタジオ・アルバム「錻力の太鼓」は当時からあまり好きではなかった。なぜだろう、と思ったが先日の「その後のジャパンの曲構成の3本柱」という事を書いてわかった気がした。 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/02/…

BiSH のライブにイエスのラウンドアバウトが?

土曜日にベースの練習をした後、奥さんと買い出しに行った際、奥さんが「あれ?この曲さっき弾いてたやつ?」と聴いてきた。ベースの練習で、最後にジョージ・ハリスンの「二人はアイ・ラヴ・ユー」を弾いていて、そのまま車でも聴きたいと思って車でもCD…

久々の衝撃!不明を恥じる。ジャパンとジョルジオ・モロダー

昨日、ジャパンの「ベスト・セレクション」について触れたが、収録されている1979年のシングル曲「ライフ・イン・トウキョウ」のプロデュースと作曲(デヴィッド・シルヴィアンと共作)が、昨年、ドナ・サマーの件でさんざん熱く語った「シンセ・ディスコの…

ジャパン「果てしなき反抗」"Adolescent Sex"(1978)

ジャパンはリアルタイムに2ndからファンになった。後年、CDを買おうかな、と思ったときは廃盤状態で、店頭で「ベスト・セレクション」という日本編集のアリオラハンザ時代(3rdまで)のベストだけがあったので、それを買ってしばらく我慢していた。(ちな…

レイン・トゥリー・クロウ「レイン・トゥリー・クロウ」(1991)

ジャパンの元メンバーが7年ぶりに集結して作成したこのアルバムを久々に聴いた。デヴィッド・シルヴィアン以外のメンバーのアルバムは比較的定期的に聴いていたのだが、やはり例のいきさつ(ネットで調べてください)を知るとデヴィッド・シルヴィアンがか…

フランク・ザッパ"Baby Snakes"の映像

以前、パトリック・オハーンというベーシストについて書いたが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20060907/p1 彼が参加している時代の、フランク・ザッパのバンドのライブ映像があればなあ、と書いたのだが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/200…

「タルカス」とヒナステラ「アルゼンチン舞曲集」

以前、EL&Pの「トッカータ」の原曲の話で、アルゼンチンの作曲家、ヒナステラについて触れたが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/05/22/045652 なんと、あの「タルカス」の元ネタであろうヒナステラのピアノ曲がある事を知った。 こちらがそ…

キング・クリムゾン「レディース・オブ・ザ・ロード」の帯

「レディース・オブ・ザ・ロード」というのは、いわゆるアイランズ期のキング・クリムゾンのライブ音源のコンピレーション・アルバムで、このブログでも時折触れた"The Collectors' King Crimson"シリーズでいくつも発表されていた音源から選択したものがC…

ジョー・ザヴィヌルの話(と、1970年代の音楽シーン)

以前、ウェザー・リポートについても色々書いたけれども、時折出てくる民族音楽趣味はキーボード奏者のジョー・ザヴィヌルで、ウェザー・リポート解散後はどうだったんだろう、と今更ながらに気になって調べてみたら、ソロや「ザヴィヌル・シンジケート」と…

"Child of a Dream" Jeffrey Thompson(1991)

というわけで https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2021/10/20/072656 Jeffrey Thompson のCDをもう一枚ジャケ買いしてしまった。今回のジャケットはローレンス・アルマ=タデマと言う人で 古代ローマ、古代ギリシア、古代エジプトなどの歴史をテーマに…

"Egg of time" Jeffrey Thompson (1989)

グリーンエナジーというレーベルがあって「スペース サウンド シリーズ」等を発売していて何枚か持っていた。最近、ふと他にはどんなものを出しているんだろうと思って調べたら、やはりリラクゼーション系ヒーリング系が多いようだった。それきっかけにリラ…

Curved Air "Lovechild"(1973:1990)(と、ソーニャ・クリスティーナのソロ)

Curved Air については"Air Cut"(1973)までしか感想は書いていなかったが、実はその後 "Midnight Wire" (1975) "Airborne"(1976)も入手していた。感想を書かなかったのはたぶんピンとこなかったせいだと思う。"Airborne"は元コロシアム~グリーンスレイド…

マーヴィン・ゲイとピーター・ガブリエルの"Ain't That Peculiar"

最近またマーヴィン・ゲイをちらちら聴いているのだが、いわゆるニュー・ソウル時代以降なので、初期モータウン時代の曲はあまり聴いていない(ライブで歌われている何曲かは知っているが)で、ざっくりと調べていたのだが、その中に "Ain't That Peculiar" …

グリーンスレイド 2nd ~ 4th

グリーンスレイド「ベッドサイド・マナーズ・アー・エクストラ」(1973)「スパイグラス・ゲスト](1974)「タイム&タイド」(1975) このバンドは、激しい曲でさえもなんか明るいというか、ほのぼのしているというか、けたたましくないナイスやPFMとい…

ゴブリン「サスペリア完全版」(1977)

先日「サスペリア」(とゴブリン)について書いたのだが http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/06/18/045811 「ゾンビ 日本初公開版」というのを奥さんが観に行って、そういえば「ゾンビ」もゴブリンだったな、と思いつつ「サスペリア」を通販サイトで…

グリーンスレイド「グリーンスレイド」(1973)

というわけで http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/06/26/060544 グリーンスレイドの1stアルバムである。メンバーを改めて記すと デイヴ・グリーンスレイド:キーボード(元コロシアム)トニー・リーヴス:ベース(元コロシアム)デイヴ・ロウソン:…

コロシアム「コロシアム・ライヴ」(1971)(とハリーポッター)

とにかく、凄まじいテクニシャン達が怒涛のごとくめくるめく演奏を延々繰り広げているが、その背後にある構成は緻密で実に良く考えられている。個人的な好みを言うと若干ブルースのコード進行に頼りすぎのような気がするが・・・全員凄いのだけれど、やはり…

コロシアム「ドーター・オブ・タイム」(1970)(と、レインボーの話)

2nd後にボーカル&ギターのジェイムス・リザーランドが脱退し、デイヴ・"クレム"・クレムソンが加入、アメリカ盤2nd後にベースのトニー・リーヴスが脱退、当初は旧ルネッサンスのルイス・セナモが参加するも、スタイルの違いからレコーディング中に脱退、の…

コロシアム「ヴァレンタイン組曲」(1969)+「グラス・イズ・グリーナー」(1970)

コロシアムの2ndアルバム「ヴァレンタイン組曲」がなかなか届かない話は前に書いた。注文時国内発送と確認していたつもりが、注文してみたら海外発送だった。なかなか届かないので問い合わせをしたところ、今のご時世、新型コロナの影響でかなり遅れるとの事…

グリーンスレイド

以前、ちらっと書いた、元コロシアムのキーボードとベーシストが結成したグリーンスレイドであるが http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/06/15/060037 結局、1st~4th(1973~1975)までを(廉価のものがあったので)注文してしまった。3rdと4thは1CD…

改めて四人囃子の中村真一氏の話

奥さんが、あなたこれもってる?これは?等と日本のバンドのアルバムを聞いてくる。どうも ギター・マガジン ニッポンの偉大なギター名盤100 というのを買って興味が湧いたものを聞いてきたらしい。(村八分やらフラワー・トラベリン・バンドやら)その中に…