プログレ

改めて四人囃子の中村真一氏の話

奥さんが、あなたこれもってる?これは?等と日本のバンドのアルバムを聞いてくる。どうも ギター・マガジン ニッポンの偉大なギター名盤100 というのを買って興味が湧いたものを聞いてきたらしい。(村八分やらフラワー・トラベリン・バンドやら)その中に…

ジェネシス Live In Los Angeles 1975

先日書いた、ジェネシスの1975年1月24日のロサンゼルス公演のCDを買ってしまう。 http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/06/09/080331 「バック・イン・N.Y.C.」が、「ジェネシス・アーカイブ」ではボーカルのとり直しだったので、一応確認するためで…

コロシアム・ファースト・アルバム "Those Who Are About To Die Salute You"(1969)

1stから順番に一気に聴くつもりであったコロシアムであるが、2ndがなかなか届かないので我慢できずに1stを聴いてしまう。この段階ではジャズ色、サイケ色のあるけたたましいブルース・ロックである。そんな中、G線上のアリアをはじめとするバッハの何曲かの…

ジェネシス「眩惑のブロードウェイ」の個人的なとりとめの無い話(と Ma・Ma・Doo!! 次代の想い出)

先日書いた、ジェネシスの海賊盤の話は「眩惑のブロードウェイ」の7ヵ月にわたる長期ツアーの音源の話であったが、つらつらと個人的な思い出を話す。当初私はこのアルバムがどちらかといえば苦手であった。「怪奇骨董音楽箱」で確立した、クラシカル・フレ…

ジェネシスの海賊盤の話

昨年、ピーター・ガブリエル在籍時のライブが5組発売されていたことを今更知った。いわゆるブートレグの公式発売である。この中で興味があるのが1975年1月24日のロサンゼルス公演の「眩惑のブロードウェイ」ツアーの最後の方のもので、以前「ジェネシス・ア…

U.K.ライヴ・イン・ボストンの話

U.K.のウィキペディアを見ていたら、知らないライブアルバムが載っていて「え!?」と思って調べたら、所有している海賊盤の正式発売盤であった。ネット上では演奏がギクシャクしている、という声がある。演奏的にはメンバーそれぞれ特筆ものの名演だと思う…

コロシアム・ライヴ 顛末記(と、3rd 追加購入)

早々とコロシアム・ライブが届いた。日本盤なら大丈夫だろうと思って注文したのだが、ボーナスCDに「ヴァレンタイン組曲」が収録されていない。よくよく調べたら、海外発売の2CDセットのものには収録されている。なので、慌てて再注文。昨日「「ヴァレ…

コロシアム購入

以前、アラン・ホールズワースが参加したテンペストについて書いたとき、コロシアムについてもちらっと触れていたが http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20070622/p2 そういえば、コロシアム自体はちゃんと聴いたことがなかったと思って(例の臨時収入も…

マツコの知らない世界 昭和ポップスの世界 (とキング・クリムゾン)

先週の「マツコの知らない世界」を録画してあったのを見た。非常に面白かった。個人的にはその前の世代のGSやフォークからやってほしかった。GSやフォークが歌謡曲と融合していって昭和ポップスが生まれた、という背景もあるからだ。編曲家の話も出てい…

フランク・ザッパ プロデュース グランド・ファンク・レイルロード「熱い激突」

グランド・ファンク・レイルロード「熱い激突」"Good Singin', Good Playin'"(1976) 大分前にこんな事を書いたが http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2013/09/19/050226 7年たって、やっとザッパ・プロデュースのグランド・ファンク・レイルロードを聴…

ブライアン・フェリーの1974年のライブ

ブライアン・フェリーの1974年のライブがもうすぐ発売されるらしい。個人的には気になるのがバックメンバーなのだが、なかなか情報が無い。ネット上で探して探して、やっと海外のファンサイトで情報を得た。 ギター:フィル・マンザネラドラム:ポール・トン…

ヨハン・ヨハンソン「メッセージ」(Arrival)そして「あなたの人生の物語」

テッド・チャンのSF小説「あなたの人生の物語」については以前ちらっと触れた。http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/12/05/055938http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2019/08/20/060731実はこの小説は出版当時なんとなく購入していた。その後映…

マリ・サムエルセン ヨハン・ヨハンソン「あなたの人生の物語」等々とりとめのない話

きっかけは新聞で見た、マリ・サムエルセンのドイツ・グラモフォンへのデビュー・アルバムについての話題だった。ノルウェーの新進気鋭のヴァイオリニスト、マリ・サムエルセンについてはこの時に知ったのだが、収録曲にバッハに混じってブライアン・イーノ…

これはまさかの

イエスのラウンドアバウト!!??娘が!!?? すぐ消します(笑) pic.twitter.com/n0ouIjwInu — pH7 (@pH7_0513) July 24, 2019

pH7

娘の所属するバンドのバンド名が"pH7"というらしい。由来は知らないが、個人的にはヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのピーター・ハミルのソロアルバムに"pH7"というのがあるのでなんかうれしい。久々に聴いてみるかな。ちなみに8枚目のソロアルバムで7…

今年の未確認フェスティバルに

今年の未確認フェスティバルに、娘の高校時代の先輩がエントリーしている模様。 上がってる!!!!先輩!!!#未確認フェスティバル pic.twitter.com/wF5uFMpsBg — まどぅ (@madoworks_chp) June 6, 2019 私は、プログレ、ジャズロック、前衛音楽、コンクレ…

「ヒーローズ~トリビュート・トゥ・デヴィッド・ボウイ」キング・クリムゾン

「ヒーローズ~トリビュート・トゥ・デヴィッド・ボウイ」キング・クリムゾン大昔は、いわゆるグラム・ロックには興味がなかったのだが、以前にもどこかで書いたが、デヴィッド・ボウイを聴くようになったのは、ロバート・フリップが参加した「ヒーローズ」…

「ギャロウズ・ポウル」(ミニ・アルバム)ジミー・ペイジ&ロバート・プラント

最近、ペイジ&プラントの「ノー・クォーター」を聴きなおしている、と書いたがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entry/2019/03/17/060737このミニ・アルバムの存在を知らなかった!アルバム収録の「ギャロウズ・ポウル」「シティ・ドント・クライ」に、アル…

谷山浩子がプログレ!?

谷山浩子の旦那さんが亡くなったというニュースがあって、懐かしい名前だな、と思ってちょっと調べてみたら、ウィキペディアに 谷山浩子はニューミュージック系のアーティストのカテゴリーとして一般に認知されており、ニューミュージックのファンから人気が…

マグマ 「ライヴ!!」(1975)

先日の「ホドロフスキーのDUNE」の中で http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2018/12/23/062150 ピンク・フロイドにアトレイデ家のテーマ、マグマにハルコンネン家のテーマを依頼した という話があって「マグマ?知らないぞ!」と思ったのだが、実は「200C…

トータスの話

歳のせいなのか、たまにCDラックを調べていて、どんなバンドで、いつ、何のきっかけで買ったのか、まったく記憶に無いCDを発見することがある。トータスは(後で調べたら)2ndから4thまでの3枚があった。いわゆるポストロックのバンドである。たぶん…

グレッグ・レイクへの懺悔

以前書いたかもしれないが、私がプログレに出会ったのは高校生の時、音楽の授業で教育実習生が教室でかけた、ELPの「タルカス」が最初だった。(ストラヴィンスキーの「春の祭典」もかけてた)そして、ELPのベース&ボーカルのグレッグ・レイクがEL…

ザ・ナイスのカレリア組曲

昨日から車で、ザ・ナイスのCDを久々に聴いている。聴き覚えがあるメロディだ、と思ったらシベリウスの「カレリア組曲」の第1曲「間奏曲」だった!(「少年易老学難成」"Ars Longa Vita Brevis"収録)アナログ時代、ザ・ナイスは「ナイスの思想」「アメリ…

ソフト・マシーン6 の話

ソフト・マシーンは、プログレッシヴ・ロック、ジャズ・ロックにおいてエポック・メイキング的な重要なバンドである事は周知の事実であるが、このバンド、オフィシャル・アルバムにおいて同一メンバーによる録音が1枚も無い。ということは、それぞれのアル…

「エニグマ」の今更ながらの話

「エニグマ」の今更ながらの話最近「姫神」の縄文三部作を聴いて「エニグマやディープ・フォレストのぱくりやん!」と思ったのをきっかけに、ディープ・フォレストやエニグマを聴き直していて、「エニグマ」について今更ながらに知ったことがある。(ちなみ…

アフロディテス・チャイルド「666」(1971)

アフロディテス・チャイルド「666」(1971) アフロディテス・チャイルドの「666」はプログレの傑作とのことで、だいぶ前から聴いてみたかったのだが、ずっと高値が続いていた。久々にチェックしたら適正価格のものがあったので購入、とここまでは実は去年の…

最近の個人的な音楽事情

ご無沙汰しております。音楽ネタが途切れておりますが、1ヵ月前のクリュイタンスのビゼー「真珠採り」のあと、クリュイタンスのドビュッシー「ペレアスとメリザンド」を聴くために復習としてブーレーズ盤を聴いた時点で突然モードの切り替えが起きてしまっ…

ロイ・バビントンの話

ソフト・マシーンの3代目ベーシストであるロイ・バビントンは、4枚目のゲストでダブルベースを弾き、6枚目を最後に脱退したヒュー・ホッパーの跡を受けてベーシストとして正式加入した。元々イアン・カー率いるニュークリアスのメンバーだったが、ロイの…

アニー・ハズラム「スティル・ライフ」(1985)

先日ご紹介した「まるごとクラシックネタ」のアニー・ハズラムの「スティル・ライフ」であるが、「ブレッシング・イン・ディスガイズ」より前の作品なので、こちらを先に聴く事にした。ネタ元をざっと紹介すると チャイコフスキー 交響曲第5番 第2楽章J・S・…

アニー・ハズラムによるフォーレの「パヴァーヌ」

ルネッサンス解散後のアニー・ハズラムの動向は、寡聞ながら把握していなかったが、なんとフォーレの「パヴァーヌ」をモチーフにした曲がある事を知った。「ブレッシング・イン・ディスガイズ」"Blessing in Disguise"(1994)に収録されている「ザ・スウィ…