マンガ

月岡芳年(浮世絵とおせん)

松本清張の「内なる線影」(「巨人の磯」収録)を読んでいたら、主人公がヒッピー風の画家からもらった絵を「ムンクと大蘇芳年とを足して二で割ったような趣」と評しているのを見て「大蘇芳年って誰?」と思ったら、月岡芳年の事で、大蘇芳年は晩年の雅号で…

「おせん」の事を思い出していたら

今回の騒動で「おせん」の事を思い出していたのだが hakuasin.hatenablog.com まさか、こんな事になるとは・・・・・ご冥福をお祈りします。

ゾロアスター教 清原なつの 水取り(修二会)

以前からゾロアスター教について調べたいと思っていたのだが、やっと何冊か本を読んだりしていた。指揮者のズービン・メータや、クイーンのフレディ・マーキュリーがパールシー(イスラムの圧迫を逃れて、ペルシアからインドに渡ったゾロアスター教徒)出身…

土田よしこ逝去

ご冥福をお祈りします。そして、出来れば「ぼんぼりボンボン」の復刻を! hakuasin.hatenablog.com

藤子・F・不二雄「ノスタル爺」の話

藤子・F・不二雄SF短編ドラマがめでたく地上波でも放送されだした。それにつけても思うのが「ノスタル爺」は映像化されないんだろうか、ということ。あまたある藤子・F・不二雄SF短編の傑作の中でも、最高のうちの一つではないかと思うんだが。

昨夜の「午前0時の森」の「マニアックな名作漫画」

昨夜の「午前0時の森」は「マニアックな名作漫画」がテーマであったが、萩尾望都、諸星大二郎、山岸凉子等が、こういう紹介のされかたをされねばならない時代になったのだ、とちょっと呆然とする。ちなみに、弓月光は「りぼん」時代が懐かしい。

松本零士の「ニーベルングの指環」

松本零士の訃報で気がついた。松本版SF「ニーベルングの指環」はとうとう未完のままになってしまったことを・・・ https://hakuasin.hatenablog.com/entries/2013/06/05

訃報 高見知佳

先日の御厨さと美の訃報もショックだったが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20100713/p1 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20101002/p1 やはり年下の高見知佳の訃報はショックである。 「ミスティー・ブルー」は名曲だし、名歌唱だと思う。も…

とみ新蔵の「源氏物語」

昨夜のテレビで「源氏物語」の話題になった時に、漫画化されたものがいくつが画面に映ったのだが、これは絶対見覚えがある、と思った絵柄があった。それはとみ新蔵という漫画家なのだが、本来劇画タッチの剣豪ものとかが得意な人で、個人的には(剣豪もので…

「新作能 紅天女の世界」(2006)氷川 まりこ(監修 美内すずえ)

先日の、美内すずえの漫画以外の本、の流れで、 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/05/02/060016 例えは悪いが「毒を食らわば~」の乗りで買ってしまう。何より「「ガラスの仮面」の舞台裏」の梅若六郎との対談の最後に「「新作能 紅天女の世界」…

美内すずえの本2種

「ガラスの仮面」の舞台裏(2016)美内すずえ 「謎のサルタヒコ」を読んだのをきっかけに https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/03/28/120206 美内すずえの漫画以外の本を調べていてみつけた。長い「ガラスの仮面」の歴史上で、例えば舞台化とか、ド…

マイクル・ムアコック「野獣の都」(と松本零士)

マイクル・ムアコックの「野獣の都」は、たぶん出版当初に本屋で見かけて、松本零士のカバー絵とイラストに魅かれて買った記憶がある。当時中学生の身にしてみれば、かなり刺激的であった。何年か前に、懐かしくなって通販サイトで購入したら、サイトでは松…

「謎のサルタヒコ」鎌田東二 編著(1997)(と美内すずえ)

古本屋で見つけた。まず鎌田東二の名前に見覚えがあったこと。 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2017/12/30/063106 そして、ぱらぱらと内容を見てみると、サルタヒコについてのフォーラムの内容(講演、パネルデスカッション)座談会、さまざまな人の…

山下和仁版 展覧会の絵(山岸凉子の「アラベスク」)

日本の留学生がウクライナの為に「展覧会の絵」の「キエフの大門」のクラシック・ギターバージョンをネットにあげた、という話題を見た。私の耳が正しければ、これは山下和仁版であると思われる。 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20060317/p1 この名…

今更ながらの山岸凉子とケルト

山岸凉子「パニュキス」という作品が久々に読みたくなった。所有しているのは文春文庫版の「シュリンクス・パーン」に収録されているものだ。なので、表題作である「シュリンクス・パーン」も読み返した。この作品は以前書いた https://hakuasin.hatenablog.…

諸星大二郎 デビュー50周年記念 トリビュート(2021)

先日大友克洋の「童夢」を書店で購入した話を書いたが https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2022/02/11/060046 その時、この本も見つけてしまった(汗)昨年発売だがまったく知らなかった。さすがに、漫画に強い書店である。とにかく執筆陣が豪華で(って…

大友克洋「童夢」

大友克洋の「童夢」については以前ちらっと触れた。 https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20080811/p2 この作品を読んだのが、雑誌掲載時だったか単行本化したものだったかはもう記憶に無いのだが、いざまた読もうと思っても絶版状態、ネット時代になって…

さいとう・たかをの「バロム・1」

さいとう・たかをが亡くなられた。こんなツイートがあったが ゴルゴ13よりバロム1のほうが思い入れがあるというこの話好きでした。偉大な漫画家がまたひとり旅立たれてしまった。 pic.twitter.com/ve2O9SS0uP — ちくまコロ助 (@tikuma50) 2021年9月29日 モン…

能町みね子さんが青森に「プチ移住」

以前「オカマだけどOLやってます。」を読まさせていただいた能町みね子さんが青森に「プチ移住」というニュースがあった。いつか、八戸、南部地方にも足をのばして欲しい。 www.marugotoaomori.jp

訃報 佐伯かよの

69歳はまだ早いなあ・・・・ https://hakuasin.hatenablog.com/entry/20081025/p3

みなもと太郎 逝去

漫画家のみなもと太郎死が亡くなった。ギャグとシリアスとエロを融合させた「ホモホモ7」は少年心にも衝撃的だった。冥福をお祈りします。

さいとうたかを「デビルキング」の話

「ゴルゴ13」がギネス認定されたというニュースがあったが、私の子供の頃は、さいとうたかをはけっこう少年誌に書いており、特撮の「超人バロム・1」の原作を書いたりしていた。(原作では変身後も人間の顔だったが、実写化では思いっきりマスクになってたの…

ブッダと女の物語 水野英子 原作:瀬戸内寂聴

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里中満智子「ブッダをめぐる人びと」

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訃報 なかにし礼

中村泰士に続く訃報である。いかにも王道の阿久悠に比して、変わった角度から切り込むなかにし礼の詞は、思春期の少年にはドはまりであった。由紀さおりの「手紙」弘田三枝子の「人形の家」(共に作曲は川口真)は、子供の頃買った2番目と3番目のシングルだ…

マンガ日本の古典「奥の細道」矢口高雄

以前にも書いたが、私にとって矢口高雄は「バチヘビ」であった。 http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20081013/p1 実は、つい最近松尾芭蕉の「奥の細道」を矢口高雄が漫画化したものを購入したばかりで、これもある意味シンクロニシティである。今週末は…

山岸凉子「妖精王」の個人的な話

山岸凉子「妖精王」も、以前書いた「日出処の天子」と同様、なぜか敬遠してきた作品であった。 http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/09/21/075415 たぶん単純にタイトルからその内容を勝手に想像してのことだと思う。しかし、調べてみると、ギリシャ…

山岸凉子「日出処の天子」の個人的な話

私は昔、日本書紀偽書説に傾倒していた事があった。それも、蘇我氏側が実は当時の大王(おおきみ)で、蘇我入鹿の暗殺は、実は大王側に対するするクーデターであり、それを蘇我氏に置き換える事で正当化を図った、という最右翼の説であった。なので、山岸凉…

笹生那実さんからいいね!をもらった

「薔薇はシュラバで生まれる」 http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/09/06/081525 の作者、笹生那実よりツィッターでいいねをもらいました!ありがとうございます!

笹生那実「薔薇はシュラバで生まれる」

"美内すずえ先生、くらもちふさこ先生、樹村みのり先生、三原順先生、山岸凉子先生etc……、数々の名作を生み続けるレジェンドたちーー、の元でかつてアシスタントをしていた著者の、とんでもなく貴重な体験を描いたコミックエッセイ。" こんな情報をネットで…