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「実朝を殺した男―『吾妻鏡』殺人事件」(2004)楠木誠一郎

前置きがちょっと長い。以前、奥州藤原氏や義経関連の本を集めていた時、この作者の「義経の野望―異説『藤原四代記(1992)を読んだ。いわゆる歴史IFのシミュレーション小説である。その時はそのままになっていたのだが、最近、そういえば作者の事を知らない…

井伊直政の話と「おんな城主直虎」

個人的には井伊直政という人は、既に(って言い方もおかしいが)徳川四天王になってからの事しか知らなかった。徳川四天王っていうぐらいだから、井伊家は徳川家(松平家)譜代の家臣なんだと漠然と思っていたし疑いもしなかった。しかし、今回の「おんな城…

家康の正室 築山殿

徳川家康の正室は、今川人質時代に娶った(娶らされた)築山殿であるが(後に長男信康が信長の命により切腹した際殺されている)今まで今川の血筋だと漠然と思っていたのだが、今回の大河ドラマで、実は井伊家の血筋だと初めて知った。しかし、築山殿が菜々…

おんな城主 直虎

NHK大河ドラマを見なくなって久しいが、今年は見てみようかなと思って、初回から録画していたものを、この週末でやっと第4話まで(子役時代)見た。子役を含めた俳優陣や、演出、カメラワークもよいのだが、やたら話が面白いと思ったら、脚本が「ごちそ…

縄文時代の宗教

縄文時代についてはこのブログでも書いているし、別ブログでも書いているのだが例えば http://blogs.yahoo.co.jp/hakuasin/36341617.html http://blogs.yahoo.co.jp/hakuasin/36545444.html 最近農耕文化をもった弥生人が日本にやってきて、彼らが持っていた…

阿弖流為・母禮と「嫁いでみてわかった! 神社のひみつ」岡田桃子 その2

先日、こんな事を書いたがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entry/2016/09/15/050027本文に「伝 阿弖流為・母禮の塚」を建てるきっかけの出来事が記載されていた。そもそもは、高橋克彦さんの「火怨」を読んでアテルイ・ファンになった若い女性が、ネットで募…

阿弖流為・母禮と「嫁いでみてわかった! 神社のひみつ」岡田桃子

「嫁いでみてわかった! 神社のひみつ」岡田桃子ネットで書名を見て、なんとなく面白そうだとおもって購入した。12年前に出版された「神社若奥日記」の増補改訂版とのことで、後書き的な「あれから十年、こんなことがありました」」という章をなんとなく見て…

八戸市糠塚板橋 義経北行伝説 八戸市糠塚狐森の祠

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八戸市沢里藤子 山神大山祇大神 と縄文と弥生

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今昔物語集と聖徳太子

今昔物語集と聖徳太子以前、今昔物語集と読破中と書いた。読み始めようと思うまでは、今昔物語集は、芥川龍之介が作品化した「鼻」や「羅生門」等のような、日本の物語を集めたものがと思っていた(同じような人もいっぱいいると思う)しかし、実際は、天竺…

映画版「ライアの祈り」

待望の映画版「ライアの祈り」DVDが届いた。以前書いたように、http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2015/09/08原作の縄文時代の物語のカットがある、という事と、個人的に期待が大きすぎて逆にがっかりしたらどうしよう・・・・などの危惧を持ちなが…

鎮守の杜の話

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縄文琴

縄文琴2012年に当地是川中居遺跡から「現存する世界最古の弦楽器?」である木製品が発掘され「縄文琴」と命名された、というニュースがあったようだ。これだけ縄文、縄文と騒いでいながら、それもご当地のニュースを知らなかったなんて汗顔の至りである。そ…

「ライアの祈り」森沢明夫 とその映画化

「ライアの祈り」森沢明夫 とその映画化先日ちらっと触れたがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entry/2015/09/06/065330「津軽百年食堂」「虹の岬の喫茶店」等の映画の原作者としても有名な森沢明夫の「青森三部作」の第3作にして、やはり映画化された小説で…

縄文時代について

縄文時代について最近映画化された「ライアの祈り」(森沢明夫)を読んだ。この作品についての感想はいずれ書く。今回書きたいのは、考古学の進歩により「縄文時代」の概念が、昔と今では変わってきた、ということ。私の時代は、縄文時代と言えば、原始時代…

「ニタイとキナナ 」高室弓生

「縄文物語」http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2015/08/19と同じ「でらんぬ村」の150年後の物語との事だが、直接的な続編ではない。「縄文物語」は大人になりゆく二人の少女の物語だったが、こちらは若い夫婦の物語で、妊娠や出産がある。通販サイト…

「縄文物語―わのきなとあぐね」高室弓生

「縄文物語―わのきなとあぐね」高室弓生(1990 2007)先日ご紹介した、高橋克彦さんの作品を漫画化したhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2015/08/15高室弓生の作品で、元々1990年に刊行され絶版だったものを、何作か加えて復刊したもの。同時購入した…

八戸の城址 楢館

八戸の城址 楢館 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

加治将一「失われたミカドの秘紋」

加治将一「失われたミカドの秘紋」(2010)こちらのテーマは、中国史、そして漢字の成り立ちと聖書の関連、そして・・・。例えば元や清はモンゴルであり満州族である事は周知の事実である。周や秦は西方の辺境であるから純粋な漢民族ではない、という認識も…

是川の名もない山々

是川の名もない山々 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

「日本」という理念

「日本」という理念 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

加治将一「舞い降りた天皇」

加治将一「舞い降りた天皇」(2008)この作品から、日本古代史にテーマが移行する。(作者にとっての基本的なテーマは変わらないんだろうが)こちらも真偽のほどはさておいて、魏志倭人伝に登場する倭の国名のうち、伊都国に卑字が使われていない、というの…

加治将一「龍馬の黒幕(旧題 あやつられた龍馬)」(2006)「幕末 維新の暗号」(2007)

加治将一「龍馬の黒幕(旧題 あやつられた龍馬)」(2006)「幕末 維新の暗号」(2007)書店で「失われたミカドの秘紋」というタイトルの文庫を見つけて、面白そうだと買ってみたらシリーズだったので、最初から読んでみる。いわゆる「明治維新フリーメイゾ…

是川遺跡記念碑

是川遺跡記念碑 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

八戸の天照皇大神宮

八戸の天照皇大神宮 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

高山神社登山記

高山神社登山記 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

八戸ヴァレーシリーズ 頃巻沢

八戸ヴァレーシリーズ 頃巻沢 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

荒巻義雄 「新説邪馬台国の謎」殺人事件

荒巻義雄 「新説邪馬台国の謎」殺人事件(旧題 「マ」の邪馬台国殺紀行)「産業考古学」という観点は非常に興味深い。また「義経埋宝伝説の謎を追え!」同様http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2015/06/24シュメールからバビロニア語、タミル語、果ては…

荒巻義雄「義経埋宝伝説の謎を追え!」

荒巻義雄「義経埋宝伝説の謎を追え!」(旧題 義経埋宝伝説殺人事件」先日の「義経伝説推理行」http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2015/06/22より前の出版である。こちらは小説であるが「義経伝説」についての主張は同内容とおもっていい。その盛り込…

侍浜 再び

先日、古本屋で「歴史マガジン文庫」というシリーズの「奥州藤原四代「炎の生涯」」というのを見つけた。十数人の作家や歴史家が与えられたお題に従って書いた文章をまとめたものだが、高橋克彦さんの名前もあったので買ってみたのだが、そこで荒巻義雄が義…

春秋戦国時代のマンガ(「キングダム芸人」)

春秋戦国時代のマンガアメトークで「キングダム芸人」というのをやっていた。最近コンビニ本で横山光輝の「史記」を見かけるなあ、と思ったら、キングダム人気のせいだったのだ。史記の内容をそのまま漫画化するというのは前述の横山光輝や鄭問の「東周英雄…

八戸の古墳群

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八戸の義経伝説 完結編 その2

八戸の義経伝説 完結編 その2 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

八戸の義経伝説 完結編 その1

八戸の義経伝説 完結編 その1 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

八戸の義経伝説 三か所

八戸の義経伝説 三か所 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

八戸の義経伝説 熊野神社

八戸の義経伝説 熊野神社 八戸の義経伝説 熊野神社 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」blogs.yahoo.co.jp

阿光坊古墳群

阿光坊古墳群地元近くの遺跡系は把握していたつもりだったが「阿光坊古墳群」というのを全く知らなかった。おいらせ町の45号線沿いにあるのだが、奥さんの地元の五所川原へ行く際に、今は農道を使って六戸へ抜けるのだが、以前国道を使っていた頃は必ずここ…

ムロツヨシの「新解釈・日本史」

シチュエーションコメディ「新解釈・日本史」(2014)「勇者ヨシヒコ」で知ったムロツヨシも、NHKの朝ドラに出演したりして、すっかりメジャーになった。我が家では夫婦親子揃ってお気に入りの俳優さんの一人である。先日も、日曜朝の対談番組に「勇者ヨ…

鹿島曻の話

鹿島曻の話1980年代に、今で言うところの「トンデモ歴史本」をよく読んでいたのだが、この鹿島曻(のぼる)の本もそれに含まれる。「曻」を「昇」だと思い込んでいて、通販サイトでも昔は「鹿島昇」ではなかなか引っかからなくて、入手できないのだと思い込…

八戸の義経伝説 高館

八戸の義経伝説 高館 八戸の義経伝説 高館 - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」 八戸の義経伝説 高館 ( 哲学 ) - 読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」 - Yahoo!ブログ

「かぐや姫の罪」三橋健

「かぐや姫の罪」三橋健アニメに便乗した本かと思いきや、なかなかに面白そうだったので買ってみた。「竹取物語」は、求婚の五貴公子のモデルについての考察とかは読んだことがあったが、かぐや姫を迎えにきた天人が「かぐや姫は罪を犯したために地上に流さ…

清心尼(南部祢々(弥々)(寧々))の小説

清心尼(南部祢々(弥々)(寧々))の小説以前、南部氏について簡単に書いた事があったがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entry/20091012/p5例の「九戸政実の乱」の時の藩主、南部信直の嫡子利直の姉が、根城南部氏の直栄に嫁いで生まれたのが祢々であり、…

星野之宣「宗像教授シリーズ」

星野之宣「宗像教授シリーズ」先日ちらっと書いたのだがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/08/04/045312久々に「宗像教授シリーズ」を読み返した。思えば最終巻が出たのがかの3.11の大地震の直前であった。http://hakuasin.hatenablog.com/entr…

帚木蓬生「聖灰の暗号」

帚木蓬生「聖灰の暗号」先日「カタリ派」についてちらっと書いたがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/07/11ちょっと興味をもったのでいろいろと調べていたらこの本にいきあたった。カタリ派の古文書にまつわるミステリーである。カタリ派に対する…

八戸にある柳原白蓮の歌碑

八戸にある柳原白蓮の歌碑今朝の地方紙をみてびっくりした。「赤毛のアン」の翻訳でも知られる村岡花子をモデルとしたNHK朝ドラ「花子とアン」に登場する、花子の腹心の友の蓮さま(仲間由紀恵)のモデルとなった柳原白蓮が、なんと1950年に当地八戸の蕪…

北森鴻 浅野里沙子「邪馬台 蓮丈那智フィールドファイル」

北森鴻 浅野里沙子「邪馬台 蓮丈那智フィールドファイル」先日書店で見つけてびっくりして買ってしまった。北森鴻が早世したのは2010年で、こんな事を書いた。http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2010/01/27その連載中だったのが「蓮丈那智フィールドフ…

北村薫「ベッキーさん」シリーズ

北村薫「街の灯」(2003)北村薫の「ベッキーさん」シリーズ第1作である。何も知らない頃はシリーズ名からユーモア・ミステリーかしら等と思っていたが、全く違った。昭和初期、士族のお抱え運転手(当時としては珍しい若き女性)がベッキーさんなのだが、…

横浜町 源氏ヶ浦

横浜町 源氏ヶ浦先日の地方紙に横浜町の源氏ヶ浦の紹介記事があった。前九年の役で安倍貞任は厨川柵で死ぬのだが、伝説ではどこまでも北へ逃げることになっている。http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2013/05/26そこまでは把握していたのだが、貞任を…

邦光史郎「幻の銅鐸」「幻の貴人古墳 」

邦光史郎「幻の銅鐸」(1984)それまでは1年に1、2作のペースだった「幻シリーズ」も一息ついたのか、前作から6年あいている。そういえば、銅鐸というものを初めて知った時、それが日本史の中にまったく記載されていない謎の存在だと知ってびっくりした…

邦光史郎「幻の法隆寺」「幻の恋歌」「幻の古代文字」

邦光史郎「幻の法隆寺」(1977)歴史は勝者が作る。ゆえに敗者について書かれた歴史的記述は、眉に唾をつけて読まなければならない。聖徳太子の時代は、蘇我氏、そして聖徳太子自身についても、この作品で指摘されている通り歴史的記述には矛盾が多い。(物…