SF

フランク・ハーバート「デューン 砂の惑星」新訳版ですと~!!!???

ネットでサイトを見ていると、通販会社からおすすめ商品がバナー表示されるが、先日「デューン 砂の惑星」が表示された。見慣れたカバーじゃなかったので「カバーを変えて再発かな?」と思ったら、まさかの新訳版ですと~!!!???っていうか、去年の1月…

「石の記憶」 高橋克彦

「石の記憶」 高橋克彦 昨年末にすでに買っていたのだが、やっと読む気になって読みおえた。「石の記憶」という中編と、高橋克彦名義の文庫未収録短編を集めた作品(数種のアンソロジーに収録された短編を含む)元々は長期連載の第1話として1995年に執筆さ…

タイム・トラベラーズ(原始怪人対未来怪人)1964

タイム・トラベラーズ(原始怪人対未来怪人)1964以前どこかで書いたが、私が子供の頃は、土日の午後に洋画がよくテレビ放映されていた。この映画は「原始怪人対未来怪人」のタイトルで何回かテレビ放映されているが、当時SF好きの子供だった私から見ても…

安彦良和 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第24巻 特別篇

安彦良和 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第24巻 特別篇現在アニメ化が進んでいて話題の機動戦士ガンダム THE ORIGIN であるが、原作は23巻で終了したのだが、サイド・ストーリーの4短編を収録した24巻が出ていたのを知らなかった!ので、慌てて購入。…

「進撃の巨人」一気読みの効用

「進撃の巨人」一気読みの効用「進撃の巨人」は、まだここまでヒットする前に2巻目まで買ってそのままになり、その後娘と奥さんがはまって、コミックスや別マガを娘が買うたびに読んでいた。http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2013/07/27/062259年を取…

サンダーバード ARE GO

サンダーバード ARE GOサンダーバードのテレビ新シリーズだそうである。ゴードンやペネロープの顔が違うじゃん、とか、ミンミンがいないじゃん、といった問題はさておいて、そもそも人形のキャラをCGアニメでやるってどうなんだろう?あと、どういう事情か…

えびす聖子 原作 高橋克彦 漫画 高室弓生

えびす聖子 原作 高橋克彦 漫画 高室弓生高橋克彦さんの「えびす聖子」が漫画化されているのを店頭で見つけて慌てて買ってしまう。http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2007/10/07高室弓生については寡聞にして知らなかったが、縄文時代を舞台とした漫画…

「電気だけを食べて生きられるバクテリア」と ブラウン「ウァヴェリ地球を征服す」

「電気だけを食べて生きられるバクテリア」と ブラウン「ウァヴェリ地球を征服す」10年ほど前にフレドリック・ブラウンの「ウァヴェリ地球を征服す」という1950年代の短編SFについて書いた事があったがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2004/11/0…

いしかわじゅん「至福の町」

いしかわじゅん「至福の町」(1981)先日の「憂国」同様http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2015/04/19リアルタイムで読んだ、いしかわじゅんのSF作品集である。表題作は、ギャグタッチの絵柄でシリアスなSF(ユートピア=ディストピア)作品で、こ…

フランク・ハーバート「ドサディ実験星」

フランク・ハーバート「ドサディ実験星」(1978 邦訳 1979)「ジャンプ・ドア」シリーズ第2作である。この作品のほうが、海外の評判が良く、それを受けて第1作と第2作の連続邦訳となったであろうことは、邦訳年を比べてみれば一目瞭然である。しかし、物語…

フランク・ハーバート「鞭打たれる星」

フランク・ハーバート「鞭打たれる星」(1969 翻訳 1979)先日、萩尾望都の「マージナル」を久々に読んだ。ざっくりと言うと、惑星規模の実験の話だが「そういえば、フランク・ハーバートにもそんな話があったなあ」と思い出す。フランク・ハーバートと言えば…

星野之宣「宗像教授シリーズ」

星野之宣「宗像教授シリーズ」先日ちらっと書いたのだがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/08/04/045312久々に「宗像教授シリーズ」を読み返した。思えば最終巻が出たのがかの3.11の大地震の直前であった。http://hakuasin.hatenablog.com/entr…

篠田真由美「永遠なる神の都 神聖都市ローマ」

篠田真由美「永遠なる神の都 神聖都市ローマ」「龍の黙示録」最終巻は、文庫版上下2冊の大作である。以前、バチカンのやり方を「宗教にあるまじきやり方である。いいのか(笑)」と書いたが、実はバチカンを裏で操る真の敵がいた、ということで、別にバチカ…

篠田真由美「魔道師と邪神の街 魔都トリノ」

篠田真由美「魔道師と邪神の街 魔都トリノ」「龍の黙示録」第7弾「イタリア三部作」の第二作であるが、前作が一つの話の終わり、という雰囲気でもなく、登場人物がほとんどそのままなので、「イタリア三部作」という名の大きな長編と見ることができる。なん…

篠田真由美「水冥き愁いの街 死都ヴェネツィア」

篠田真由美「水冥き愁いの街 死都ヴェネツィア」「龍の黙示録」第6弾である。ここからこのシリーズは「イタリア三部作」ということになり、それでこのシリーズは終る。なので、主人公とバチカンの戦いもいよいよ佳境に入ってきたが、バチカン側も一枚岩では…

篠田真由美「紅薔薇伝綺」

篠田真由美「紅薔薇伝綺」「龍の黙示録」第5弾である。「唯一の神の御名」と同様に過去編であるが「唯一の神の御名」は主人公の思い出話だったのに対し、こちらは過去へ跳んでしまう話。それも前作でとりこまれた元敵役をつれて、というかその彼が主人公に…

篠田真由美「聖なる血」

篠田真由美「聖なる血」「龍の黙示録」第4弾である。前回書いたように、主人公は「イエスの慈悲により、その血を与えられて不死となった」のだが、これはいわゆるキリスト教の教えの、根源を覆す存在である。それをバチカンがほおっておくはずがない・・・…

篠田真由美「東日流妖異変」「唯一の神の御名」

篠田真由美「東日流妖異変-龍の黙示録」「龍の黙示録」第2弾である。予想通り、キリストの墓も大石神ピラミッドも日本中央の碑も荒覇も出てきて青森古代史ロマンてんこ盛りである。いや「ロマン」という扱いではないな。青森で起きる今回の事件は、読んで…

篠田真由美「龍の黙示録」

篠田真由美「龍の黙示録」もう随分前であるが、書店で「東日流妖異変-龍の黙示録」という文庫を見かけた。「東日流」ときて「龍」となれば、興味を持たずにはいられない。で、「龍の黙示録」シリーズの第2作だという事を知って、1巻を共に購入していたの…

清原なつの2題

ワンダフルライフ 清原なつの清原なつのについては、何回か書いているっが、最近また、手元に無いものや未読だったものをユーズド等で集め始めた。故郷の星の太陽に寿命が来たために脱出してきた宇宙人が、地球に移住させてもらったお礼に、その超能力でスー…

コナン・ドイル「ラッフルズ・ホーの奇蹟―ドイル傑作集5」

コナン・ドイル「ラッフルズ・ホーの奇蹟―ドイル傑作集5」コナン・ドイルは「失われた世界」で後世のSFに多大な影響を残した。そのドイル作品のSF的作品(当時は科学ロマンスと呼ばれていたらしい)とサスペンス的作品が収められている。表題作が中編で…

A・E・ヴァン・ヴォクト「スラン」

A・E・ヴァン・ヴォクト「スラン」(1946)「宇宙船ビーグル号」の元になった「黒い破壊者」とともに1940年に雑誌掲載されてヴァン・ヴォクトの出世作となったこの作品でヴァン・ヴォクト再読シリーズを締めたいと思う。ヴァン・ヴォクトを読み進めてきて…

A・E・ヴァン・ヴォクト「目的地アルファ・ケンタウリ」

A・E・ヴァン・ヴォクト「目的地アルファ・ケンタウリ」(1965)海外ウィキペディアによると、この作品も3篇の短編小説を長編に仕立てたものらしい。ちなみに短編の発表年は、1947年、1850年、1963年。「宇宙船ビーグル号」は、連作短編の長編化なので、…

A・E・ヴァン・ヴォクト「原子の帝国」「見えざる攻防」

A・E・ヴァン・ヴォクト「原子の帝国」(1959)雑誌掲載は1947年のほぼ長編と言っていい中編。はるか昔の大戦争の後、科学技術は残っても科学知識は後退し、科学者は原子を神とあがめる宗教団体の聖職者になっている時代、放射能の影響で生まれた奇形児、…

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙製造者」

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙製造者」(1953)いかにも古いSFらしい大仰なタイトルに苦笑してしまうが、お得意の主人公も読者も五里霧中のジェット・コースター・ノベルで、最終的にはこれもお得意の円環形式のタイム・パラドックスもの。読み終わって…

ヴァン・ヴォクトの短編集

A・E・ヴァン・ヴォクト「時間と空間のかなた」(1952)1940年代に雑誌に発表された短編による短編集である。各種報告書の羅列により記述される、ドイツの天才科学者によるナチスへの復讐譚「永遠の秘密」サスペンス満載の宇宙吸血鬼族の地球来襲の物語「…

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙嵐の彼方」

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙嵐の彼方」(1952)出版は1952年だが、1940年代の3つの中編をつなげて長編に仕立てたもの。一万年以上前から地球との接触を絶っている世界「五十の太陽」と、その位置を突き止めようとする宇宙戦艦の衝突、しかし「五十の太…

A・E・ヴァン・ヴォクト「イシャーの武器店」

A・E・ヴァン・ヴォクト「イシャーの武器店」(1951)以前も書いたが「武器製造業者」の続編だが、時系列的には前の時代を描く。そのせいか、日本ではこちらから発売されたようだが、時系列的には前でも、やはり執筆順に読むことを推奨する。なぜならこち…

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙船ビーグル号」

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙船ビーグル号」(1950)子供の頃は「宇宙船ビーグル号の冒険」というタイトルで読んだ記憶がある。一般にはモンスター側からの倒叙的手法が画期的と言われる作品だが、子供の頃印象に残ったのは「情報総合学」という架空の学…

A・E・ヴァン・ヴォクト「地球最後の砦」他

A・E・ヴァン・ヴォクト「地球最後の砦」(1950)出版は1950年だが、雑誌発表は1942年でヴァン・ヴォクトの初期作品である。ワクワク感とトホホ感が同居するのは、ジュヴナイルを読んだ時の感じに似てるな。しかし、よくもまあこれだけのアイデアと奇想天…