この日記は、ある方へのメールの形をとって、個人的な音楽雑感を語るものです。
それぞれのミュージシャンの詳しい情報は、それぞれのオフィシャルサイトをご覧下さい。
さてここからは、レアなバンドの話になりますので、****さんは聞き流す程度でよろしいかと思います。

パリス(PARIS)1976

Gt & Vo のボブ・ウェルチという人は、これ以前は「フリートウッド・マック
(あの、爆発的に売れる前)これ以降はソロでやはり当時爆発的に売れたものでした。
Bass が元ジェスロ・タルだったりします。
音はというと、とにかくかっこいいグルーブを!
加工しようが何しようが、最終的にかっこよく完成させればいいじゃん!てな感じです。
ボーカルは回転あげて高音のふりしてます。ずるい!
チューニングは半音下げです。ずるい!(キッスといっしょ)
レッド・ツェッペリンのぱくりがいっぱい出てきます。ずるい!
でもいいのです。えらい気持ちのいい仕上がりです。

ミスター・ビッグ(Mr.BIG)1975〜1976

かの有名なアメリカのバンドではありません。最近は区別するため
ミスター・ビッグ UKと名乗ったりしているそうです。
当時はクィーンを始めとするいわゆる次世代ハードロックというのが売れ始めた頃で
このバンドもその流れに乗って中華風ハードロックのシングルがかなり売れてました。
編成が変わっていて、Gt & Vo と BASS と Dr 2人の4人編成。なんじゃこりゃ
そのボーカル、えらい声が高くて、YES のジョン・アンダーソンかと思ったほど。
さてサウンドの方ですが、先ほど書いた中華風あり、ポップスあり、プログレありのごった煮状態、ちょっと詰め込み過ぎ?とも思えますが、
いかにもこの時代を反映している気がします。
すぐにぽしゃりましたが、忘れられないサウンドです。

カルメン(CARMEN)1972〜1976

「フラメンコロック」といってしまえばそれまでなのですが、
これは実際に聴いてみないとその良さはわかりません。
万人に一度は聴いてほしい!
さすがにこの形を続けるのは無理があったのか、3枚でぽしゃりましたが。
映像を含めまた手に入るようになってほしいです。
ちなみに、ベースのジョン・グラスコックは、カルメン解散後、あのジェスロ・タルに参加し
「ヘビー・ホーシス」等の名作を作りますが、惜しくも心臓病のため急逝。
私は、この人のベースはかねがねいわゆるピック弾きベースの理想型のひとつではないかと思っています。
ブリッジに近いところでの正確なリズムの UP DOUW ピッキング、そしてフレージングのセンスのよさ、
カルメンの主役は GT & Vo の人ですが、実はサウンドを支える影の主役はグラスコックだったりします。

さて、ハードロック紹介は一段落。そろそろ暴走し始めます。