時折、あまり一般的ではないコレクションに、映像や書籍等を入れていきたいと思っている。さて今日は映像編だが、本当は「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」「UFO少年アブドラジャン」等の、いわゆるとほほ映画を第1に載せたいところだが、今回は別方面から。

マリリン・モンロー ラスト・シーン(1990)

SOMETHING'S GOT TO GIVE

私は、マリリン・モンローが特別好きというわけではない。好んで見るのは「お熱いのがお好き」ぐらいで、それも。トニー・カーチスジャック・レモンのコメディアン振りを見たいが為である。この作品は、テレビ放映用のドキュメントで、たまたま深夜の映画枠でやっていたのを、ふと思いついて、録画予約をしてとったのだが、これが凄かった。
マリリン・モンローが、亡くなる寸前まで撮影していた、幻の映画「SOMETHING'S GOT TO GIVE」(1962)の製作過程を追ったドキュメントだが、ここでのマリリン・モンローが、ファンならずとも、ため息をつかんばかりの美貌なのである。一種芸術的でさえある。死ぬ寸前のろうそくの輝きなのかも知れないが、一見の価値はある。
ビデオ発売されていたようだが、現在廃盤、DVDはボックスに入っている特典映像が、これである可能性があるが、前述の通り、特別なファンではないので、買う気はない。なんとか単独でDVD発売をして欲しいものだ。
ちなみに同映画は「Move over darling」「女房は生きていた」(1962)として、ドリス・デイジェームズ・ガーナー主演で製作しなおされた。