長靴をはいた猫 (1969)

さて、アニメ編である。ガンダム、イデオンについて語ったら、いつまでも終わらないし、タイトルとも一致しないので、なつかしいこの作品を。この前年の「太陽の王子ホルスの大冒険」とともに、母親に連れられ、劇場で見ている作品である。あらためて見てみると、はたして、アニメはこの頃から進化しているのだろうか・・・などと思ってしまうほど、見事な作品だ。またミュージカル的要素もあるのだが、主役の二人がすばらしい。猫のペロ役の石川進は、もともと歌手なので(50〜60年代ポップス)(我々世代は「おはようこどもショーのキューピーちゃんであり、白黒のオバQやド根性ガエルの主題歌でおなじみ)当たり前だが、相手役の藤田淑子が、素晴らしすぎる。(一休さんはじめ、有名作が多数ある)まあ、アニメ主題歌も数々歌ってるのだが。
また、アニメファンには有名な話だが、宮崎駿さんが作画等で参加しており、クライマックスの、高い塔のおっかけっこシーンは伝説的でさえある。ここで面白いことがある。宮崎さんの「高い塔のおっかけっこシーン」といえば、カリ城であるが、長靴をはいた猫でおっかけるのは、魔王で、声が小池朝雄であり、カリ城はカリオストロ伯爵で、石田太郎だ。つまり、新旧コロンボが、偶然(?)この宮崎作品のおっかけっこシーンに参加しているのだった。
他にも、愛川欽也水森亜土、熊倉一郎、内海賢二益田喜頓等、声優陣も豪華だ。
追伸、私はかつてアニメをLDで買っていた。DVDが出始めて、買いなおしてみたら、ちょっと困ったことがあって、買いなおしをちゅうちょしている。それこそ、カリ城を買ったのだが、さすがに絵は抜群に綺麗だ。しかし、あまりにも解像度がいいので、アナログでは、きれいにスムーズにつながっていた映像が、ぶつぶつ切れて見えるのだ。冒頭、クラリスが車で追っ手から逃れるのを発見し、ルパンたちがあとを追いはじめるシーンで、車がじぐざぐの道を遠ざかっていくシーンなのだが・・・もちろん、比較的新しいアニメはデジタル仕様なので、そんなことは無いはずだが。
追伸。前述の「太陽の王子ホルスの大冒険」は、もののけ姫の元ネタでは・・・?と、密かに思っている。

上福岡時代4

前述した「顔面崩壊」と言うバンドは「のらろば」なかまの女性「はるちゃん」が、そのころ通っていた原宿の美術学校の文化祭でバンドをやりたいので、協力してくれと「のらろば」なかまに声をかけて実現したもので、当時はやっていた、RCサクセションの「ようこそ」グランド・ファンクの「アメリカン・バンド」BTOの「ハイウェイをぶっとばせ」ステッペンウルフ「ワイルドでいこう!」ヴァン・ヘイレンヴァージョンの「ユー・リアリー・ガット・ミー」そして子供ばんどバージョンの「サマータイムブルース」等、のりのりの曲ばかりのカバーをやっていた。前述の通り、わたしは身の回りのものがほとんどなくなった時期があって、この時の演奏テープも手元に無い。いつか誰かから借りられることを信じている。

追伸、やまとさんから情報があった。ボーカルの「はるちゃん」は、フランス人と結婚して、カリフォルニア在住だそうだ。すっごい話!