ブルックナー 交響曲第7番

朝比奈隆指揮 大阪・フィルハーモニー管弦楽団(1975)
3大ブル7の最後をかざるのがいわゆる聖フローリアンのブル7である。アナログ時代から折に触れ聴いてきた、まさに私には愛聴盤である。確かに音楽以外の付随物が大変多い録音である事は確かであるが(下記)そういうことを抜きにしても、また当時の大フィルのテクニックに多少問題はあるにしても、純粋に情熱と癒しのブル7として、私はやはりここに帰ってくるのだ。第1楽章77小節からオーボエとクラリネットが浮かび上がってくるところは私の好きな部分の一つだが、ここがまるで別世界からのように響いてくるのはこの朝比奈盤だけである。

大フィル初のヨーロッパツァーの合間に、ブルックナーが長年教会オルガニストとしてオルガンを弾き、その遺体が地下に安置されている聖フローリアン教会での演奏。始まりの時間がやや押して、3楽章をはじめようとした瞬間に、教会の鐘が鳴り出すという偶然(と言いたくないが)も重なり、神がかったかのような演奏になっている。この時偶然にノヴァークが来ており、演奏後朝比奈がノヴァーク版ではなくハース版を使用したことを詫びたが、「このような名演の前では版の問題は関係ない」と握手を求められたという。

素朴な疑問

娘が通う小学校にはプールが無い。年に何回かお隣の中学のプールを借りにゆくらしい。そこのプールが老朽化がひどいらしく、学校が上の方になんとかしてくれと再三たのんでも予算をくれないらしい。
一方当市の消防署が移転する計画がある。「総事業費は約二十九億四千八百万円の見込み」だとか。きっと市民の安全を守るために、そこへ移転した方がいいだろうとの判断であるとは思う。しかし、この移転先の土地は今まで大型ショッピング・センターが再三申し込んでいるにもかかわらず、たぶん地元商店の保護を理由に市がはねつけてきた場所なのだ・・・・・勘ぐりたくもなる。そんな金があるのなら、プール改修にまわして欲しい。
また、ある中学は元田んぼだったためにグラウンドの水はけが悪く、グラウンド改修工事をするというが、材料費は市が負担し、その他の費用や労力は地元住民が負担するという。なんかいい話のように新聞に載っていたがどうなんだ?市が負担するといってもそもそも我々の税金で、税金を出してさらに労力も出させるのか?お金の使い方、あっているのか?