ブルックナー 交響曲第3番

クナッパーツブッシュ指揮 北ドイツ放送交響楽団(1962)
5.をまた聴きなおさないとはっきりしたことは言えないが遅めのテンポで印象はかなり5.に近いと思う。しかし、クナの強引な指揮ぶりにオケがついてこれていない部分もある。さすがのクナでもこのオケの乱れはご愛嬌ではすまない。しかし、この曲を演奏するのがよほど楽しいのだろうな、クナは。好き勝手と言っては言葉が悪いが、いつも自由に激しく振っている感じがする。よし5.を聴こう!

ブルックナー 交響曲第3番

クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1964)
で、聴いてしまう。基本的にはこちらの感想といっしょ。激しさは若干4.の方が上だがスケールは一回り大きい。変幻自在のニュアンスが込められた、もう怪物と言っていい演奏。