ワーグナー「タンホイザー」

サヴァリッシュ指揮 ローマRAI交響楽団(1972 イタリア:ペルージャ
正規盤ではなく、モノラル録音である。しかしエリザベートヤノヴィッツである!
ネット上では音が悪いとあるが、これぐらいなら充分であろう、みんな贅沢になったものだ(笑)
タンホイザー」は「ドレスデン版」と、フランスでの上演のためにバレエ音楽を追加した「パリ版」があるが、サヴァリッシュは1962年のバイロイトで「ドレスデン パリ 折衷版」を演奏したらしいが(正規にCDが出ている)この1972年の演奏も(英語の解説をつたないながら読むと)折衷版とのこと。確かに序曲のあとのバレエ部が短い(もしくは無い?)見る分にはこっちのほうがコンパクトでいいが(オペラを見たいのにバレエを見せられたくない)聴く分には音楽的に損した気分(笑)
ともかくも、30代のヤノヴィッツが聴けるだけで私は満足(笑)
とは言うものの、サヴァリッシュも大変良かったのだけれど、やはりクナで聴きたい。クナは「タンホイザー」の全曲盤は無い。(ローエングリンも無い(涙))「序曲とヴェヌスベルクの音楽(バレエ部)」(1952)「序曲」(1962)が手元にあるが、それだけでも良しとしなければならないのだろう。