ベルクルンド&ロンドン・フィルのシベ6ライブ

シベリウス  交響曲第6番
ベルクルンド指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2003)
先日の7番と同じく、ベルグルンド&ロンドン・フィルシベリウス・ライブ。
6番のカップリングは5番と「トゥオネラの白鳥」(2003)
ヘルシンキ・フィル盤とヨーロッパ室内管盤を合わせたような演奏で、細部のえぐりこみがありながらも全体の流れは保っている。
例のテンポの問題だが、第3楽章はベルグルンドの3種のうち最も速く合格点。第1第2楽章は、テンポ自体はそう速くないのだが、切迫感により充分速さを感じさせて、これも及第点、第4楽章は合格点だが、ティンパニの打ち込みがやや弱いのが惜しい。
全体として、個人的にはベルグルンドのヨーロッパ室内管盤に並ぶ6番のベターの1枚になる。