ヤングのブルックナー 交響曲第0番

ブルックナー 交響曲第0番
シモーネ・ヤング指揮 ハンブルクフィルハーモニー管弦楽団(2012)
2012年の発売時に買っていたのだが、ブルックナーを聴くととたんにブルックナーモードになる恐れがあって聴いていなかった。しかしフルトヴェングラーの第5を聴いたので、その流れで聴いてみる。
さて、以前この曲の事を「規模は小さいがチャーミングなところが大好き」と書いたのだが、ヤングは後期の交響曲のような「巨大な曲」としてこの曲を演奏している。しかし、やはりそれでは音楽がもたない。美しさだけで言えば極上の部類にはいるのだが・・・・あ、これは、某指揮者のように、曲そのものを犠牲にして、刹那的な響きの美しさを求めた演奏なのか?いや、ヤングに限ってそんなことはないと信じたい。
ちなみに今年、ヤング指揮のヘ短調(別名00番)が発売されたようだ。