ハイドン 交響曲第82番~第87番

ハイドン
交響曲第82番「熊」
交響曲第83番「めんどり」
交響曲第84番
交響曲第85番
交響曲第86番
交響曲第87番

フィッシャー指揮 オーストリアハンガリーハイドン管弦楽団(1991 1992 1994)
いわゆる「パリ・セット」である。パリで「スターバト・マーテル」が大好評を得て「スターバト・マーテル」を演奏したオーケストラがハイドンに依頼したもの。
以前クイケン盤やシューリヒトの86番を紹介したが

http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/10/29
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/10/30/041824
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2014/10/04/062405

基本的な感想は変わらないのだが、ここまでずっとハイドンを聴き続けてきたためにわかった事がある。ハイドン交響曲はこの「パリ・セット」から明らかに世界が変わった。
とにかくフレーズが耳に残るのだ。まず、聴衆に覚えてもらえるフレーズを創造する、という事を心掛けたのだろう。心掛けたからと言って、それができるのは天才だけなのだが。
これ以降のハイドン交響曲は、まさに「ハイドン交響曲の完成形」になるのだと思う。