テイトの モーツァルト 交響曲第40番

モーツァルト 交響曲第40番
テイト指揮 イギリス室内管弦楽団(1985)
39番同様に、弱冠ゆっくり目で、テヌートが充分効いた演奏である。
個人的には、モーツァルト交響曲は、透徹性があって、きびきびしたリズムで、声部の対比が良くわかる演奏が好きでるが、テイトの特徴は、声部が混然一体となった絶妙なブレンド感にある。この魅力には抗しがたい。以前から書いている「第1楽章第1主題提示部繰り返し時の木管」が充分大きいのもありがたい。何気にテイトはすごい指揮者なのではないか。