赤毛のアンの話

突然赤毛のアンの話である。最近はフェミニスト(?)から、日本に紹介されてからの成長期の少女に対する悪影響の歴史が指摘されているこのシリーズだが、素直に面白い話として読んではいけないのだろうか?そんな事を言うのは私が男だからだろうか?いや今日書きたいのは違う事。
以下、いわゆるアンブックスを羅列すると
1 赤毛のアン 1908
2 アンの青春 1909
3 アンの愛情 1915
4 アンの友達(*) 1912
5 アンの幸福 1936
6 アンの夢の家 1917
7 炉辺荘のアン 1939
8 アンの娘リラ 1920
9 アンをめぐる人々(*) 1919
10 虹の谷のアン 1921
となり、作品中の時の流れに沿ったものになっている。
(*)はアンと直接関係の少ない短編集である。
さてこれを出版順に並べると
1908 赤毛のアン 1
1909 アンの青春 2
1912 アンの友達(*) 4
1915 アンの愛情 3
1917 アンの夢の家 6
1919 アンをめぐる人々(*) 9
1920 アンの娘リラ 8
1921 虹の谷のアン 10
1936 アンの幸福 5
1939 炉辺荘のアン 7

となり、出版年の開きも考えるとあきらかに 5,7は出版社、ファンの要請により、いやいや書いたのがわかる。内容からしても面白くないのである。というか7はアンをいじめてやろうという魂胆さえみえる。5のキャザリンとのエピソードはサリバンの映像で感動的に再現されているのだが、なので、私の中では、アンブックスは「虹の谷のアン」でおわり。最愛の作品は「アンの夢の家」「アンの娘リラ」である。なぜって?「アンの夢の家」にはレスリーのロマンスが、「アンの娘リラ」にはそのレスリーの息子ケネスとアンの娘リラのロマンスがあるからだ。文句あるか。あ「アンの友達」の「ロイド老淑女」も好きです。
また音楽の話がない。という事で、アニメ「赤毛のアン」の主題歌はなんとかならなかったのか?宮崎さんが泣くぞ!っていうかそれなら「未来少年コナン」もいっしょだ。