北村想の「怪人二十面相伝」「青銅の魔人」という作品がある。二十面相の立場からみた話で、原作の「戦前、戦後で登場人物の年齢設定が変っていない」矛盾を、戦前は初代、戦後派2代目と解釈した点がおもしろい。明智2代目は先代の小林少年で、初代も2代目も明智はいやなやつとして描かれているのも楽しい。わたしは最初に図書館で「青銅の魔人」を読み、「怪人二十面相伝」は文庫で買った。「青銅の魔人」の文庫化を待っていたつもりが、気がつかないうちに、とうに廃盤らしい。大変くやしい。