Beginning to Melt(1994)

Jansen/Barbieri/Karn
昔、JAPANというバンドがあった。いい男ぞろいだったので日本でヘンな人気がでたりしたものだが、音楽的には、かなり特異な感じで、大ファンであった。
わたしは、比較的影響をうけたベーシストはジョン・ウェットン(それも、クリムゾンUSAライブの頃)であるが、その次に影響を受けたのがこのJAPANのベーシスト、ミック・カーンであった。なので、フレットレスで、ピック弾きに挑戦したりしたのだが、ピック弾きだと極端に響きが悪くなるので、あきらめた。そのなごりか、普通のベースをあたかもフレットレスを弾いてるかのようなフレージングを好んでしたものである。(ハードロックには、不向きであるが)
話が横道にそれたが、Jansen/Barbieri/Karn は、そのJAPANのボーカル:デヴィッド・シルビアン以外のメンバーが連名で発表したアルバムで(デヴィッドとは大喧嘩した)、3人一緒にやったり、デヴィッド・トーンという、こんな音楽大好きのギタリストが、それぞれのメンバーとからんだ曲等で構成されている。ダルダルな、というか、ポストモダン的なというか、フリーフォーム的なインプロが、独特の世界を形作っている。この後3人でJBK(JFKではない)というユニットを作ったらしい。聴きたい!また、バルビエリの奥さんのボーカル曲が1曲はいり、これがこのアルバムの中では比較的ポップな仕上がりだが(あくまで、比較的ね)実にいい味をだしている。この人の声も、もっと聴きたいのだが・・・