Expansions(1975)

Lonnie Liston Smith
前述した、ファラオ・サンダースつながりで、何枚か購入したうちの、彼の最初の2枚(?)である。ファラオのアルバムに、1969年〜1971年まで参加したキーボード奏者。(短い間だが5枚ぐらい参加している)この時期のファラオの音楽のは、この人と、ベーシスト、セシル・マクビーで7割がた貢献しているのでは?と思うぐらい、貢献度は強い。現在クラブシーンから再評価されて神格化されているらしい。一言で言うとスピリチュアルジャズからソウルミュージックへの橋渡し的なクロスオーバー(この言葉も死語か)ミュージックで、ファラオがフリージャズの残滓があるのに対し、何処までもスペイシーで気持ちが良い音楽だ。私的にはより、ジャズに近い初期作品が好みである。但し、一言、"Astral Traveling"の表題作は、ファラオの"THEMBI"(1971)収録の方が出来がいいような・・・