五つの銅貨(1959)

声優本で、羽佐間道夫が、この映画で吹替えたダニー・ケイについて熱く語っていたのでうれしくなった。日記上重複するかもしれないが、また書かせていただく。この映画は、子供の頃から無意識のうちに何べんも見ていて、だんだん「あ、またこの映画だ」と意識するようになった。わたしの生まれた年の映画だから、と言うわけでもないが、特別な思い入れがある。ストーリーは、人気絶頂のコルネット(トランペットを一回り小さくした楽器)奏者の、レッド・ニコルスが、娘が小児マヒになった事をきっかけに引退し、その娘の励ましでカムバックするという、実話を元にした音楽映画(ミュージカルでは無い)主題歌3曲がほぼ同一のコード進行のため、どの組み合わせでも一緒に歌える。ルイ・アームストロングが本人役で出ている。ダニー・ケイの芸達者ぶりが堪能できる等々見所聴き所満載であるが、なかなか一般的には知られていないようで(コアなファンはいるはずなのだが)現在DVD発売が無い。是非、羽佐間さんの吹替えバージョンを含めたDVDの発売を望む。サントラは出てるのになあ。