水樹和佳 樹村みのり

水樹和佳のことを日記に書いたら、また読みたくなって古本屋で何冊か購入した。記憶に無いものばかりだった。ほんとは「りぼん」時代の記憶にある作品が読みたかった。しかし、気楽に読み飛ばせない、重い作品ばかり書く人だ。(褒めている)
そういえば樹村みのりさんの作品も、長いこと入手しずらい状況が続いている。古本屋でもなかなか見かけない。もっと再評価されてしかるべき作家である。もし一人だけ好きな漫画家を選べといわれたら、萩尾望都樹村みのりでかなり悩むと思う。そのぐらい評価している。去年、一番好きな「40−0(フォーティーラブ)」が講談社のオムニバス文庫に収録されたので、そのためだけに買った。(27人のキラ星のごとき作家達の自選短編を3冊の文庫におさめたもの。タイトルは「マイ・ダイヤモンド」)タイトルは思い出せないが、母親が死んで、再婚している実の父に身元を隠して会いに行くヒッピー娘の話とか、また読みたい。1行で内容を書くと、よくありがちな話に聞こえるかもしれないが、そこはそれ、樹村さんは一味も二味も深いのですよ。