UP(2002)

ピーター・ガブリエル
ほんとに出ていることを知らなかった(汗)。SOやUSに比べ、落ち着きが増し、Ⅳ以前のアグレッシブさ実験性が帰ってきた感じ(矛盾してるが)。以前までは、曲ごとのスタイルがはっきりしていたが、意識的に同じようなトーンに聞こえるように作られている気がする。SO以降おなじみだったケース横のカラフルな色合いが無くなり、内ジャケに1曲ごとに挿入されていたアートな絵や写真が、すべてカラーからモノトーンにかわったのも、関連があるのか。美しく、厳しく、あまりにも深く、完成度の高い世界。個人的には未だ USのほうが好きだが、こういう音楽を聴くと、衿を正して、まだまだ自分にもやれることがあるような気がしてくる。