ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

1週間かかって、やっと読み終える。今までと違い、いきなりのアクションシーンのあとは、ラストまで淡々とした(しかしハリーにはつらい)日常の描写が続く。特に前半は、感情移入して読むタイプにはつらいものがある。この作品は、読者の評価が2分しているようで、今までのファンタジーアクションを望む人には中休みととらえる人がいるようだが、とんでもない話で、実はこの巻がシリーズの肝ではないかと思う。子供向けの仮面をかぶってはいるが、このシリーズの重厚さは、SFの「デューン」にも通じるものがありそうだ。完結まで目が離せない。次は5月か。映画は間に合っているのか?