KANGURUH(1972)

GURU GURU
グル・グルの3rd。カンガルーの表ジャケット、怪しいおじさんの裏ジャケットからわかるように、おどろおどろしさが若干後退、明るさとユーモラスさが加わる。この後このユーモア路線が前面に出てくるようで、それを嫌ったのかベースがこの後脱退。しかし、異様なトリップ感は今までのままで、まさに不思議空間に浸れる。解説で「ジャーマン・ロックのグルーブはマーチだ」との記述があったが、なるほどなと思った。初期のアシュラ・テンペル、ファウスト、言ってしまえば、タンジェリンや、クラフトワークも、確かにマーチだ。