Hopes and Fears(1978)

Art Bears
ヘンリー・カウ解散後、メンバーのフレッド・フリス、クリス・カトラー、ダグマー・クラウゼが「アート・ベアーズ」というユニットを組んでいたとは、実は知らなかった。オリジナル・アルバムを3枚買う手もあったが、+1CDの値段でBOXが買えるので、そっちを買ってしまった(リミックス2CD+ライブ1CDの6枚組み)
ドラムのクリスが詩を書き、ギターのフレッドが曲を書き、ダグマーが歌う、ヘンリー・カウよりは歌物としての色合いが強いが、基本的にはヘンリー・カウに聴こえる。(ゲストでカウのメンバーがほとんど参加しているし、元々はカウとして録音されたらしい)まさにアンチ・ポップス、前衛的現代音楽的アートの世界。ここまでアンチ・ポップスだと、逆に気持ちがいい。 2枚目からは元カウのゲスト参加も無くなり、いよいよ、このメンツだけの勝負どころだが、噂によると傑作のようなので、楽しみである。(でも、リンゼイ・クーパーの管楽器とか無いと、さみしいっちゃさみしい)
しかし、こういうのが出たり、他の70年代プログレも最近どんどん出ているのだから、カウの入手不可の分は、早く手に入るようにして欲しいものだ!