ピーター・パン(2003)

実写版のピーター・パンである。なんとなくアニメの再現のような仕上がりを期待していたのだが、やはり実写は生々しい。ピーターとウェンディのからみは、あまり生々しく無い方がいい。しかし、この映画は、大人になりたがらないピーターと、芽生え始めた恋心を抱えるウェンディの切ない心情に重点をおいた作品として作られたようなので、それはそれでいいのだろう。色々なサイトで感想がかかれているが、子供向けと思ったが意外と大人も楽しめるみたいな意見が多かったが逆である。これは大人に考えさせる映画で、子供も楽しめる映画なのだ。
ウェンディはちょっとイメージが違う。フックはなんとハリポタのドラコの父ではないか!母親は「ポストマン」「シックスセンス」でみた人だ。この手の風情は好物である。ティンカーベルのコメディタッチの豊かな表情が素晴らしい。ピーターはなんとなく小橋賢児ににている。
これで、ピーターはアニメ、舞台、実写と「フック」まで揃った。あとは原作者バリを描いた「ネバーランド」が絶版だ。いつか安くでないかな。