九星系連盟シリーズ

アン・マキャフリイ
前にも書いたが、懐かしの「おおやちき」が表紙のシリーズである。第1作の「銀のローワン」が絶版で古本屋にも無い。ただし。元々は短編集「塔のなかの姫君」収録の同名短編(1959)を長編化した物。ちなみに第2作の「青い瞳のダミア」は同じく「精神の邂逅」(1969)の長編化。よってストーリーは分かっているので、手に入るまではそれで我慢して、手元にある2作目から読むしかない。
作者本人も言うとおりこれらは「恥も外聞も無い恋物語」である。SF版ハーレクインロマンスである(とは言ってもハーレクインロマンスは読んだことが無いが)しかし、それはそれで気持ちがいい。さらに、3作4作と、子供、孫の活躍になってきて、誰かが言っていた「SF版赤毛のアン」になってくるらしい。そして、そのパターンも私は大好物なのであった。だから楽しみである反面、「銀のローワン」が手に入らないのが悔しい。