21st Century Schizoid Band
クリムゾンｎ1st〜4thのメンバー＋ギター＆ヴォーカルで結成された21st Century Schizoid Bandの1st（スタジオライブ）。当時ライブ会場で販売されたものが、一般に入手できるようになった。懐かしい名手達が、衰えを知らないのがうれしい。ダブルサックス、ダブルフルートがダビング無しで実現するのもうれしい。ただし、曲によっては迫力不足な面もある。オリジナルにはかなわないのはしょうがないが。
今回ちょっと指摘したいのは、解説で、a mam a city について、（これは、Pictures of a Cityの原曲なのだが）「何故かアルバム収録前のタイトルでクレジットされている所が面白い」と書いてある。しかし、この２曲は明確に違う。これは、後年山ほど発売された初期のライブ音源を聴けば分かる。一番分かりやすいのは、頭のリフの終わりが、a mam a city はトニックで終わり、Pictures of a Cityはドミナントで弾き流してある点。クリムゾン系の解説をする人が、この程度のことが分からないのでは、情けない。
