Flex-Able(1984)

Steve Vai
nadja5 様が熱く語っておられたスティーブ・ヴァイであるが、実はずいぶん前から知り合いのパワーシャウター氏から名前は聞いていた。しかしヘビメタ系ではという勝手な先入観で食指が動かなかった(パワーシャウター氏、ごめんなさい)でも実は気持ち悪い(笑)ことをやっているらしいと知ったので、とりあえず1stを購入。
Flexと名づけられた前半でコンポーザーとしての彼を、Able と名づけられた後半でギタリストとしての彼を堪能できる仕組みのようだ。1曲目はまさにザッパの世界、ただし、もっとスマートで、これまでの様々なプログレジャンルを柔軟に消化しているかんじ。他にもザッパを思わせる曲があるが、全体に広いジャンルにわたりけっこうポップだ。さすがに一筋縄ではいかない仕上がりだが。後半はまさにギターキッズのあこがれであろうプレイが堪能できる。この人のアームワークは、装飾音としてではなく、フレーズを形作る要素として使っている。ギタリストやその歴史に詳しいわけではないが、少なくとも私にとってはそこが新しい。
彼は1960年生まれ、ほぼ私と同世代ではないか。私もがんばろう(何を?)余談だが、アップでにんまりしている写真は、オフィスキューの安田さんに似てるぞ。