ブルックナー 交響曲第7番

クナッパーツブッシュ指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団(1949)
例の大全集、私は、クナのブルクナー7番は初めてなので期待が大きい。第1楽章前半は、ウィーンフィルの響きは絶品だが、若さからかテンポの動きが若干大きくクナにしては平凡かと思ったが、後半から調子に乗ってくる。第2楽章はかなり力が入って、パウゼでクナのうなり声が聴こえる。これは初めて聴いたかも。第3楽章はクナ独特のコツゴツしたリズムに、これまた独特のバランスが聴ける。第4楽章はちょっとテンポが速めだが、デモーニッシュさは充分だ。しかし1963年の録音も残っているらしいが、この全集には未収録、いつかそっちを聴きたい。