SALISBURY(1971)

Uriah Heep
ユーライア・ヒープの再発シリーズは以後2ndから年代順に聴いていく。
トラディショナル・フォークっぽい叙情性のある曲あり、ジャズロック的展開もあり、ラストの表題曲は、金管木管の大胆な導入によるプログレ寸前の16分を超える大作。1stはキーボードのヘンズレーが作曲に参加していないハード路線だったようだから、これは聴き手は戸惑ったろう。案の定当時評判は良くなかったらしい。が、次作以降の展開を考えれば、作品的には重要だろう。個人的には大変好きな世界で、影の名盤と言われるのも納得。このアルバムが成功して、この方向を発展させた形も見たかった気がする。いや、4th、5thはプログレっぽいらしいから、ここで断定は控えなければ。
ちなみに、個人的にはベースは初代のこのポール・ニュートンが一番あっていると思うが、これもちゃんと他を聞き込んでから判断する。
PS.キーボードのケン・ヘンズレーが、ヒープ参加前にやっていたのが The Gods だと初めて知った。タルのベースのグラスコック、前述のニュートン、そしてかのグレッグ・レイクも在籍していた(!)