大山倍達正伝(2006)のつけたし

あえて引用する(敬称は略す)
高弟ローキックの盧山こと盧山初雄の言葉。
「『空手バカ一代』がヒットしていた時代、総裁は明らかに劇画のなかの主人公を演じていました。(中略)私たち弟子達は心が痛んだものです。極真が有名にならなくてもいい(中略)早く梶原兄弟と縁を切って(中略)もとの総裁の姿に戻って欲しいと願っていました」
大山倍達自身の言葉
「誇張や架空の話が交じっても、どうせ漫画だからと最初は気にしなかった。(中略)だが、気が付いたら私も極真も架空の世界に迷い込んでしまった(中略)『あれは事実ではなく架空の話です』と公表するか、梶原のやり方に付き合っていくか。あの頃の私には梶原と決別する勇気が無かったんだね」