Western Culture(1978)

Henry Cow
先日書いたような事情で発表されたカウのラストアルバム。すでにベースのジョン・グリーブスは脱退している(スラップ・ハッピーのピーター・ブレグバドと、Kew. Rhone作成後NATIONAL HEALTHに参加
ゲストとして女性ベーシスト(ジョージー・ボーン)がクレジットされているが(正式トラックには1曲のみ参加)この人は、前述のアート・ベアーズの1stにもベース、チェロとしてクレジットされており、これを聴いた時は誰?なぜ?と思ったものだったが、例の事情を知って納得。
曲はアナログA面がキーボードのティム・ホジキンソン、B面が管楽器のリンゼイ・クーパーが作曲している。もしかして、1stあたりの、若干のカンタベリー系への先祖がえりでも有るかと思ったら、全く違った。どこまでも妥協の無い、現代音楽かとみまごうばかりのヘビーな前衛ロックであった。ただし、今回はフリー・インプロは無し。ボーナストラックには明らかにダグマーが参加しているバージョンもあるし、ジャケットにはダグマーとジョージー・ボーンのいるステージ写真があるので、このメンバーでライブもやっているはずで、なぜ、最終的にダグマー抜きの形でこのアルバムが作成されたか、そこら辺の事情はいまいち分からない。が、何べんもいうが、もう2,3枚出して欲しかった。
あとは、2ndのみだ!
ちなみにダグマーとリンゼイは"News From Babel"という女性主導(?)のユニットを作ったらしい。気になるではないか!!