Live at the Royal Albert Hall(1997:収録1977)

(King Biscuit Flower Hour Present Vol.1 Vol.2)
Renaissance
ルネッサンスのライブは"Live at Carnegie Hall"「ライヴ・アット・カーネギー・ホール」(1976:収録1975)(こちら)のみ所有していたが、あるサイトで、いわゆるキング・ビスケット・ライブ盤があり、そちらの方がいいと書いてあったので、かなり入手は困難だったが手入れる。
カーネギーは「シェラザード夜話(Scheherazade and Other Stories)」後のライブだがこちらは「お伽噺(Novella)」直後のライブ。ルネッサンスはポップス化する前は、全く駄作が無いので、どれをベストにあげるかは、かなり各人の好みの問題になるが、私は1stの"Prologue"とこの"Novella"を挙げたい。(参考)なので、"Novella"収録曲をライブで聴けるということで、いやがうえにも期待は高まる。
結論から言えば、カーネギーはライブ盤発売を意識したもの、ロイヤルはそうでないものとの印象を受ける(実際はロイヤルもラジオ放送を念頭に入れてはいるが)つまり、カーネギーは完璧を求めたがゆえに若干おとなしい演奏、ロイヤルはライブならではのアグレッシブさはあるが、演奏の穴や録音状態の不備が若干あるということで、優劣をつけるのは好みの問題と言うことになりそう。ちなみにVol.1 1曲目のオーケストラのみの"Prologue"はちょっと・・・といった感じ。
さらにちなみにVol.2に"Prologue"の曲名があるが、どう聴いても"Prologue"では無い。調べてみると、私は未聴の"A Song For All Seasons"で、ちゃんと"Prologue"が収録されている盤(日本盤等)もあるのだと!!せっかく苦労して買ったのにい!そうか!入っているやつがえらい高値で取引されているやつか!と今気づく。