闇に囁くもの(1930)クトゥルフの呼び声(1926)

ラヴクラフト
インスマウスの影」(1931)の余りのインパクトに全集を買ってしまったラヴクラフトであるが、どうも様子が違ってきた。
上記はいわゆる「クトゥルフ神話」といわれるラヴクラフトの作品体系の代表作であるとされるが、今の時点での感想を言うと、単なる「ほのめかし」で終わっている事がどうも物足りない(未だ他の作品を読んでいないという事で乱暴な言いようは勘弁していただく。全集を読み終わったらまた変わってくると思う)たぶん、これらの作品はパズルのピースであり、全作品を読み終えたあと、頭の中でそれぞれのピースを自由に組み合わせて全体像を作るのを読者に任せているという仕組みかなのかもしれない。