ぺガーナの神々(1905)

ロード・ダンセイニ
気負いこんで読み始めたダンセイニだったが、どうも様子が違う。執筆順に読むことにしたのだが、それがよかったのかどうか。創作神話であるが、最初は何がいいたいのかさっぱりわからなかった。途中から人間が出はじめると、なんとなく、賢しげな人間(学者?宗教家?)に対する皮肉なのか、それとも世界の不条理に対する諦念感をあらわしたのか話なのか、等とも考えるようになった。
しかし、よくわからんが、不可思議な読後感がしっかり漂うのは確か。こんな作品ばかりだと、今後ちょっとしんどいが、そうでもないことを祈る。もしかして、単に考えすぎで、単純に不思議世界を楽しめばいいということか?