ロドリーゴ アランフェス協奏曲 ある貴神のための幻想曲

カスプシック指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ギター カルロス・ボーネル
先日書いたクラシックの廉価盤シリーズである。前にも書いたが日頃えらそうな事を書いている割にわたしのクラシックはけっこう狭いので、これを機に幾分でも広げようという魂胆。
ジャズのアランフェスは好きなのに、元曲をちゃんと聴くのは初めてである。導入部ギターに忍び寄る低音弦にぞくっと来る。木管が絡むとまた絶妙である。こんなにオーケストラとクラシック・ギターが相性がいいとは知らなかった。もったいないことをした。スペイン風の躍動感があっても決してオーケストレーションが下品にならないところが、この人の卓抜したセンスなんだろうな。これでギターを弾けないというのだから驚く。