Volumen 1993-2003

Bjork
ビョークのPV集である。ほとんどがようつべで見た映像であるが、手元においておきたかった。そう思えるPV集は、ピーター・ガブリエル以来である。(あとはケイト・ブッシュをなんとかしたい)
彼女とピーターの共通点は、生々しい自分自身でありながら、徹底的に素材として客観視して、使い倒している点と、やはり徹底的な作りこみ具合で、PVの目的や域を超えていると言える。
"All Is Full Of Love"は「あなたのまわりに愛が満ちている。あなたが気づかなかっただけ」というポジティブな歌詞だが、アンドロイドに扮した彼女が、さらにそのコピーと愛し合っている姿のバックに流れると、まったく逆説的に聴こえてくる。いや、アンドロイドという被創造物にさえ愛があると言う、さらに逆説で360°回って帰ってきてるのか?