モーツァルト 交響曲第39番変ホ長調 38番二長調「プラハ」

ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団
モーツァルトの後期3大交響曲の中では、実はこの39番が一番好きである。同じ変ホ長調3拍子のベートーヴェンの「エロイカ」を思わせる優美な曲調のせいだが、アナログ時代は古楽器によるさらに優美な演奏を好んで聞いていた。しかし、CD時代には買いそびれて長い間入手不可の状態が続いていた。その頃の日記はこちら
が、たまたま思い出して調べたら、比較的手ごろな値段でユーズドが出品されていたのですかさず購入。現在はまた高値のものしか出ていないので、ラッキーであった。
ノンビブラート奏法による弦はどこまでも澄み切っており、通常のオケより管楽器がしっかりと聞こえる。たまらん。
38番は意識して聴くのは初めてだったりするが、これほどめまぐるしく次から次へと新しい楽想が出てくる曲とは思わなかった。ある意味モーツァルトの交響曲中最大の問題作、野心作かもしれない。
あとは、コレギウム・アウレウムの後期3大交響曲が入手できればベストだな。