Opernszenen Lucia Popp その1

先日あるページ(こちら)を発見してびっくりして購入したもの。詳しくはそのページを読んで頂くとして、バイエルン国立劇場の演目から、ルチア・ポップ出演分を抜き出したもの。こんな宝物のようなCDがあるとは!なんといっても1972年のクライバーの「ばらの騎士」である!しかもポップとファスベンダーである。前に「一度彼女の出る『ドン・ジョヴァンニ』を見たかったな」と書いたが「ドン・ジョヴァンニ」もある(全曲盤もあるらしいが、ツェルリーナだから出番は少ないな)そして「フィガロ」「フィデリオ」「アラベラ」「ジャンニ・スキッキ」ときたら、これは宝物としか言いようがないではないか。実際、発売当時は輸入盤屋でベストセラーだったらしい。
で、とりあえず「ばらの騎士」の2曲を聴く。なんといっても皆若い!クライバー41歳、ファスベンダー、ポップ共に32歳(同い年だったのね)クライバーは79年盤より速いところはより速く、ためるところはよりためが大きい。ファスベンダーもポップも若さにまかせて声が出すぎて上ずってしまうほどの迫力だ。2曲目はエンデインングまでだからまだしも、1曲目はフェイドイン、フェイドアウトだから「ああ!この前を、この後を聴きたい!」といらめく(方言)。こんなのがあるなら全曲盤を出せばいいのに!