Dub Room Special

Frank Zappa
待望のDVDが届く。いわゆるヘルシンキ・マザーズと、スティーヴ・ヴァイ・マザーズ(そんな言葉はありません)の映像だ!あとはパトリック・オハーン・マザーズ(そんな言葉もありません)の映像が発売されればなあ。
1974年と1981年の映像が交互に使われ、ザッパ監修の元、クレイ・アニメや編集作業中の映像が組み込まれ、かなり凝った仕上がり。それも悪くは無いのだが、演奏をじっくり見たかったと言うのも正直なところ。(今後両方の映像を別々発売する予定もあるらしいが、その時は素直な編集にしてほしい)特に、インカ・ローズの大半がクレイ・アニメがかぶさっているのはがっかり!でも、ルース・アンダーウッド萌え!1981年では若干20歳のチャド・ワッカーマン、細っこくて高校生ぐらいにしか見えん!でも腕は太いな。速いパッセージのユニゾン曲を、まずは演奏、次に各パートが自分のメロディを歌って合わせ、最後に弾いているふり(いわゆるエアー〜だ)であわせる、というパフォーマンスをはじめ、バカテクと冗談音楽の入り混じったザッパの世界が堪能できる。ちなみに大半の曲は未発表ライブ音源"You Can't Do That On Stage Anymore"シリーズでしか聴かれないライブ専用の曲だ。
ボーナス・トラックのメイキングには、ヴァリー・ガール大ヒット直後の戸惑うムーンや、早くも器用にギターを弾くドゥィージル少年の映像が見られる。