Opernszenen Lucia Popp その2

のこりを聴く。1973年の「ドン・ジョヴァンニ」のツェルリーナ、舞台ではさぞかしかわいい村娘だったのだろうが、歌声は既に、ドンナ・アンナあたりを歌える風格が漂っている。その後は1978〜83年の録音で、さすがに円熟味を増した歌声に惚れ惚れするばかり。ラストの「私のお父さん」を聴くと、ポップの歌うイタオペを、他にも聴きたくなってしまうではないか!(あるのか?)