バッハ「マタイ受難曲」

アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1985)
まだお金が無い頃、レンタルCDからテープに落としたもの。実はアナログ時代にアーノンクールのマタイを持っていたと思っていた。アナログ盤が手元になくなってしまった後、懐かしかったがお金も無かったのでレンタルCDにしたのだが、聴いてみるとどうも違う気がする。持っていたアナログ盤はアーノンクールじゃなかったのかなあ、などと思っていた。
久々に聴いてみて、テープのケースを見て、え?アムステルダム・コンセルトヘボウ?1985年?じゃあアナログ時代持っていたのと違うじゃんと気づき調べたところ、どうも1970年盤をアナログ時代もっていたようだ。
こちらのアムステルダム・コンセルトヘボウ盤は、アムステルダム・コンセルトヘボウ救済の一環としてアーノンクールが指揮したもので、アムステルダム・コンセルトヘボウ色強いため、アーノンクールは再発を許可していないのだとか。おー!ならこのテープは貴重だぞ。でも古楽器演奏と通常のオケ演奏の間で、どっちつかずになってしまった感はある。アーノンクールはけっこう通常の解釈と違う音作りをするが、これは逆効果か?歌手も力みすぎで、素直に音楽に感動できない。懐かしい古楽器バージョンの1970年盤が聴きたくなるではないか!