ある財閥の跡取りに、厳しい条件をクリアして養子に入った子供があった。あまりに条件が厳しいので、跡取り候補は長らく彼一人だった。彼がいなければこの財閥も危ういと、養父は甘やかして育てたため、その子はそれがあたりまえとしてわがままに育ってしまった。するとその厳しい条件をクリアしたもう一人の子供が養子にやってきた。元の子は候補の一人に格下げになった。ある時彼が嘘をついた。それまでは見てみぬふりをしてきた養父は今回は厳しくそれをしかった。今まで甘やかされてきた子供はショックでうつ病になってしまった。
親も悪いし、子も悪い。子供と書いたが26歳にもなるのだ。