Journey Through The Secret Life of Prants(1979)

Stevie Wonder
このアルバムはある意味一番楽しみであった。スティーヴィーが意欲満々で発表したものの、予想通りには売れなかった。ということは、へそ曲がりの私の好みである可能性が高い!ということである(笑)
約半分がインストであり、民族音楽あり、ジャズあり、クラシックあり、スティーヴィー風のテクノまである。いつものスティーヴィー節もあるのだが、逆に私には邪魔か?それは冗談だが、そういう意味ではファンにもファン以外にもそれぞれ逆の意味で中途半端になってしまったかもしれない。でも私は充分好きだぞ、この世界は。
アルバム内ジャケや、ようつべで見るPVでは、スティーヴィーはサングラスを外して、盲いた目をさらしている。もしかしたらポップスを量産する彼はサングラスをかけた表の姿で、サングラスの奥に隠れた本当の彼は、こういうアルバムを作りたかったという暗喩かもしれない。
子供が日本語で歌う「愛の園」が聴いたことがあると思ったら、西城秀樹がカバーしているではないか。まさかスティーヴィーの曲とは知らなかった。いかにも日本の曲っぽいが、世界中の音楽に造詣が深いスティヴィーだから、日本の曲を意識して作ったんだろうな。すごいな。ちなみに「愛の園」を歌っている子供の中に、子供時代の西田ひかるがいるという。確かにジャケットには"Hikaru Nishida"とあるが、どうも本人らしい。
さらにちなみに、先日GS様にご紹介いただいた"Syreeta"が1曲美声を聴かせてくれている。