続あしながおじさん(1915)

(Dear Enemy)
ジーン・ウェブスター
アニメついでにまた読む。面白いもので、こちらが成長している分読むたびに印象が変わる。今回は主人公がアイルランド系で相手役がスコットランド人(共に元ケルト)という点が非常に意味深く読めた。また、このスコットランド人のドクトル・ロビン・マックレイがスコットランドの詩人ロバート・バーンズを愛唱しているところなどを読むと、改めてスコットランド文学に無知であることを思い知らされる。「赤毛のアン」でもシェークスピアやスコットランド文学からの引用がある。シュークスピアはある程度は知っていても、やはりスコットランド文学は未知の領域だ。なんとか開拓したいが、手ごろなスコットランド文学の紹介ページとか無いものか。ロバート・バーンズウォルター・スコットあたりから地道にやっていくしかないか。ちなみに「蛍の光」「故郷の空」等、バーンズが収集改作した歌らしい。
そうそう、コナン・ドイルもスコットランドと知った。そりゃ心霊研究もするわいな。さらに「ピーター・パン」のバリも。またビートルズも、そもそもアイルランドからイングランドへの移民の子孫らしい(リバプール一帯)から、りっぱなケルトだ。