赤毛のアンに隠されたシェイクスピア(2001)

松本侑子
以前から気になっていたが、やっと購入、結果的には今読んで正解だった。表題はシェイクスピアだが、英米、スコットランドもちゃんと言及されている。松本さんはアンからアーサー王ケルトとたどって行くが、私はアンのファンでありながらケルト系との繋がりを全く知らず、全く別系統からケルトを探り、そして今、実はアンとケルトの深いかかわりを知った。面白いものだ。
松本さんの本に好感がもてるのは、彼女もある意味英米文学については初心者なので、我々と同じレベルから探求がなされるため、大変我々にも分かりやすい形で説明されているという点だ。